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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

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将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
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馬の生き方

14/01/13 コンテスト(テーマ):第二回OC【 馬 】  コメント:6件 こぐまじゅんこ 閲覧数:1558

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 空の上で神様が、三つの命の玉にききました。
「おまえたちは、地上で馬になるのだ。一つは、走るのが速くて人間たちに楽しんでもらえる競走馬、一つは、人間たちを乗せて運んでやる馬車馬、一つは、人間たちを癒してあげられる動物園の馬にしてやる。それぞれなりたい馬を言ってみなさい。」

 赤い玉だった馬は、競走するのが面白そうだったので、競走馬に。
 黄色い玉だった馬は、人間の役に立ちたいと思ったので、馬車馬に。
 緑色の玉だった馬は、人間をやさしい気持ちにさせてあげたいと動物園の馬になりたいと言いました。

 神様は、それぞれの願いを叶えてやり、地上に送りだしました。

 黄色い玉だった馬は、馬車馬として、人間のために働き、人間が喜んでくれることがとてもうれしく、馬車馬としての生き方に誇りをもっていました。

 緑色の玉だった馬は、動物園で人間の子どもたちに大人気でした。馬をみると、やさしい気持ちになれると、人間の大人たちもたくさんやってきました。緑色の玉だった馬は、自分をみて、人間の心が穏やかになっていくのが本当にうれしくて、動物園の馬としての生き方に自信をもっていました。

 赤色の玉だった馬は、ただ、ライバルに負けまいと、必死で走っていました。自分が勝てばうれしいけれど、負けた時は、何もかもいやになるのです。ただただ走っているだけの生き方が、ほとほと嫌になってきました。赤い玉だった馬は、走って勝つことしか頭になかったのです。

 なぜ、赤い玉だった馬は、他の馬のように自分の生き方を楽しめなかったのでしょうか?
 みなさん、わかりますか。


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このストーリーに関するコメント

14/01/13 メラ

赤い玉。近代文明と呼ばれる世に生まれた人間も、競走馬のように駆り立てられて生きていますね。私はできたら黄色か緑になりたい、そう思っています。

14/01/13 そらの珊瑚

こぐまじゅんこさん、拝読しました。

投稿ありがとうございます。
中国の小話のようでもあり人生訓のようでもあり、面白かったです。
やはり勝負けということだけを目的にしてしまうと、負けた時には葛藤がありますね。
私が馬だったら、ただ草原を思い切り走るだけの馬がよいなあと思います。

14/01/14 こぐまじゅんこ

メラさま。

コメントありがとうございます。

ちょっと説教くさいかな・・・と思ったけれど、読んでいただけてうれしかったです。

14/01/14 こぐまじゅんこ

そらの珊瑚さま。

コメント、ありがとうございます。
草原を走る馬もいいですね。
私は、誰かの役に立つ馬になりたいかな・・・と思って、こんなお話にしました。読んでいただいて、ありがとうございました。

14/01/14 泡沫恋歌

こぐまじゅんこ 様
拝読しました。

馬でも人間でも何事も競争となると・・・
楽しむことは出来ませんよね。

もっと自由に馬らしく生きて行けたら良かったのね、赤い玉さん。

14/01/14 こぐまじゅんこ

泡沫恋歌さま。

コメント、ありがとうございます。
競争は疲れますよね。
自分らしく生きて行きたいです。

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