1. トップページ
  2. あらかじめ予想されていた出来事。

山盛りポテトさん

ショートショートがすきです。 星新一さんの小説が好きです。 社会でもがいています。 わかりやすい王道のショートショートを書きたいと思いつつ・・・脱線してます。

性別 男性
将来の夢 海外旅行!一度でいいから行ってみたかったり。
座右の銘 人見るもよし見ざるもよし我は咲くなり 跪く前に開き直る

投稿済みの作品

1

あらかじめ予想されていた出来事。

13/12/02 コンテスト(テーマ):第四十六回 時空モノガタリ文学賞【 夢 】 コメント:1件 山盛りポテト 閲覧数:1393

この作品を評価する

息子は布団の中で母親に寄り添いながら言った。
「ねえママ、ぼくね、昨日もね、不思議な夢を見たんだよ」
「あらどんな夢?」
「えっとねー、ママとパパがぼくをつれてどんどん遠いところへつれていっていくんだ。何もない真っ暗な世界に」
「それでどうなったの?」
「うんーそこからは覚えてないんだけどね。でもとっても悲しくて悲しくてぼくいっぱいいっぱい泣いたの。こわいよーママ」
「よしよし怖かったわね。もう大丈夫よ。だから安心して寝なさい」
「うん!わかったよママ。でも怖いんだ・・・もしあの夢がほんとうになった・」
母親はさえぎるように言った。
「大丈夫よ寝なさい。そうそういい子ね」
息子が寝静まるのを見計らって父親が寝室へ忍び込むように入ってきた。
「寝たか?」
「ええ、寝てるわよグースカグースカいびきかきながら」
「そうか。今夜いよいよやるんだな」
「私もう耐えられないものこんな生活」
父親と母親は今年38歳の知的障害を患っている息子を起こさないように自家用ワゴン車に乗せ、夜の奥深くへ消えていった。


コメント・評価を投稿する

コメントの投稿するにはログインしてください。
コメントを入力してください。

このストーリーに関するコメント

14/03/12 リードマン

拝読しました!
タイトル通りですね、いや全く

ログイン