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山盛りポテトさん

ショートショートがすきです。 星新一さんの小説が好きです。 社会でもがいています。 わかりやすい王道のショートショートを書きたいと思いつつ・・・脱線してます。

性別 男性
将来の夢 海外旅行!一度でいいから行ってみたかったり。
座右の銘 人見るもよし見ざるもよし我は咲くなり 跪く前に開き直る

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美しい世界

13/11/19 コンテスト(テーマ):第四十五回 時空モノガタリ文学賞【 雪 】 コメント:1件 山盛りポテト 閲覧数:2336

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-女子高生の会話-

「ねえ知ってる?あの噂」
「知ってるに決まってんじゃん超やばいよね」
「ロマンチックだよねっ」

-日本最先端医療大学 山田功教授の日記-

ニュースでは未曾有の寒波が訪れると言っていたが、今日はひどく寒かった。
世間では、ある噂が流行っているようだが、私からすれば信じられるものではない。
ペンを持つ手がかじかんでうまく文字が書けないので今日はこの辺にしておこうと思う。

-衣服量販店勤務 野田夏子の愚痴-

最近、防寒服の発注や在庫整理ですごく忙しい。
こんなもの本当に売れるのかしら?
残業続きで彼氏にも会えないし・・・。
あーあ、仕事辞めようかな。

-西日本架空新聞の一面-

今日未明、○×水産が養殖している外来魚が急激な水温の低下で大量に死亡しているのが発見された。
店頭に並ぶ鮮魚の価格が高騰する恐れがあり、主婦を悩ませそうである。


-とある女の子の一日-

「ママ、私やだよ、手術なんて受けたくないよ」
「怖いのわ承知よ、でもこのまま一生目が見えなくていいの?手術さえ受ければなんとかなるかもしれないのよ」
女の子は生まれつき視力が悪く、三歳を迎える頃には完全にものを見ることができなくなっていた。
「いやよ、私はこのまま暗い世界でずっと生きていくのよ」
「わかったわ、とりあえず今日はお医者さんに話を聞きにいくだけでいいから」
母親は女の子を手を引いて病院へ向かった。
「あら、何かしらこれ、まさか嘘みたい!噂は本当だったのね」
「冷たいわママ、今ほっぺに何か当たったよ。雨が振ってるの?」
「違うわ、雨じゃない。でもとっても綺麗よ」
「そんなに綺麗?」
「ええとても綺麗よ。とっても冷たいけど見てると暖かい気持ちになっていくわ。こんな気持ち初めて」

-日本最先端医療大学 山田功教授の日記-

今日は遂にあの女の子が手術を受ける決心をしてくれた。
しかし何故急に心変わりしたのだろうか。
それにしても綺麗だった。まさか本当に日本に雪が降るとは。



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このストーリーに関するコメント

14/03/12 リードマン

拝読しました!
豪雪ともなると厳しいものもあるかと思いますが、その際の一致団結もまた素晴らしいと思います。雪最高!

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