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27より

13/10/22 コンテスト(テーマ):第十九回【 自由投稿スペース 】 コメント:2件 リードマン 閲覧数:1312

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お元気ですか? お会い出来て嬉しいです。リードマンです。この投稿サイトにおいても素敵な文章との出会いがありました。心から感動し、涙を流しました。

凪沙薫様への感謝を込めて、書き上げました、私の傷の物語であります。

眼を通して下さっている全ての皆様に感謝します。それでは、またいつか、どこかで



私がまだ20だった頃のこと
彼女と彼の物語を書く契機となった彼女の話です
1年間の現場仕事の見習い生活にてボロボロになった私は、軽作業かつ接客業の仕事を志し、ファミリーレストランにてアルバイトとして働き、そこでも少し変わった恋愛を経験しました。
けれど、彼女との出会いは次の職場での物語であります。どうせフルタイムで働くのであれば正社員として雇用されたい、叶うのであれば大手の企業で、という願望を持ち、地元のマクドナルドにてアルバイトからの再スタートを切りました。
私は現在に至るまで数多くの恋愛を経験してきましたが、その中で、私にもっとも深い傷を残した彼女との出会いはそんな時に起こりました。
「Xxです。よろしく」
輝くような笑顔とともに、彼女は戸惑う私に自ら関わってくれました。既にマネージャー候補として働いていた彼女は公私ともに多くの事で、私を支えてくれました。
「X光です。こちらこそよろしく」
この出会いこそが、バッドエンドの始まりでありました。
私は救いようのない女好きであります。けれど、徹底して、異性と友達以上になる事を嫌う性格でもあります。
それこそが、間違いの元でありました。
魅力的な女性が多い職場の中で、私はあちらこちらへとフラフラとし、周囲に呆れらておりました。
自分に決してなびかないだろう相手にアプローチをかける事ばかりを楽しみ、真のパートナーとなれたであろう彼女の事はあくまでも友達として、遠ざけ続けておりました。
私は決して鈍感ではありませんから、彼女の愛情には接して直ぐに気付いておりました。
お互いにマネージャーとなった頃、私は彼女に言いました。
「オマエ以上に信頼出来る相手はいないさ。オマエになら、どんな事だって相談出来る、ところで、XXさんを振り向かせるには一体どうしたらいいだろう?」
「XxはXXと付き合っているし、光が彼女相手に本気だとは思えない」
そう、彼女は言いました。
そんな日常を、繰り返しました。
社員選抜の試験の為、異動を命じられる事もあった私は彼女との接点を段々と失ってまいりましたが、それでも彼女との付き合いは、実に七年にも及びました。彼女からの不器用な求愛を頑なに避わし続け、都合のいいように利用し続けた期間は、実に七年にも及んだのです。
こんな一幕もありました。

そこは、いつかのカラオケボックス
「本当はわかってるんでしょう?」
キミの問いに
「不器用なだけだ」
笑って答えた

恋愛をあくまでも娯楽として楽しみ、男女問わず人の心を持て遊んで悦ぶ外道は「不器用なだけだ」と答えたのです。
その報いは、直ぐに訪れました。

彼女は生まれつき死病にかかり、永くない寿命の中で精一杯の恋愛をし続けた女性でありました。その結果、女性としての機能にも障害があるのだと、彼女自身から、私は聞き知っておりましたし、そんな相手を伴侶とするつもりは全くなかった私は、愛情だけを彼女から徴収し続けました。

彼女は、自分の前では、とても良く笑い、とても良く泣きました。ありのままでありました。しかし、決して、私に自らの想いを告げる事だけは無かったのです。

そう、あの日、あの時までは

心の殺人に飽きてしまった私は、己の罪を恥じ、新たなスタートを切ろうと、マクドナルドを離れる事を決意し、その事を彼女に告げる為、夜の細道にて電話をかけました。

オレはもう、彼女に会う事はないだろう、すまなかった、愛している、もしもオマエが望むのならば、今度こそは真摯に応えよう。

そんな事を告げるつもりだったのです。

「さようなら」
彼女は言いました。私はこの時まで知らなかったのですが、既に彼女の身体は限界に達し、手術の為、入院を余儀なくされた最中だったのです。不覚にも先手を打たれてしまった私は、一言さえも、告げる事が出来ませんでした。そうして・・・

「会いたいよ」
キミは泣いてた
オレは電話を、強く握った
「もしもまた会えたなら、そのときは抱きしめて」
「約束するよ」
オレは言った
キミは生きて、いるのだろうか?

そう、彼女は最後まで、愛しているとは言いませんでした。性根から腐った外道とはいえ、さすがの私も、言葉を失ったのです。

後悔しました。泣く事すらも出来ませんでした。結局、彼女こそが究極の女性であったのです。何もかもが、遅すぎました。

届かないと知りながら、繋がっていたいと恋願う
男と女でありながら、いつまでも友達だった
本当に馬鹿だった
彼女は一体どれだけ泣いた?
それでも、心は必ず、ともにある

奇麗事であります。私は結局、心底までの外道なのです。

オレは、オレを許している
キミは、オレを許してくれる?

願望であります、あるいは彼女ならばと祈ります。

恋愛に対して真摯であれと自分に課した私は、直ぐに新たな女性を見繕い、その女性の為に全身全霊を尽くしました。結果、心と身体を壊し、新しい女性も新しい仕事も失い、精神病院へと幽閉される事になりました。

当然の末路でありました。

今現在、退院した私は新たな仕事を見つけ、そこで生涯の伴侶となるだろう女性と出会う事が出来ました。あまりにも、幸福であります。パートナーには、私の全てを話し、パートナーは私の全てを許してくれました。

私は、彼女の為にのみ、言葉を紡ぎます。この世の中で、最も強い暴力を行使します。

しかし、もしも・・・



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このストーリーに関するコメント

13/10/27 リードマン

21になる頃までには、後日談までを完成させておりました。もちろん27は原罪とりかかっているモノです

13/11/08 リードマン

こちらこそ! 本当にありがとうございます!!

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