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空扉 かぷりさん

性別 女性
将来の夢
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白と黒

13/09/24 コンテスト(テーマ):第四十一回 時空モノガタリ文学賞【 恋愛 】 コメント:0件 空扉 かぷり 閲覧数:1180

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例えば僕が黒だったとする。
黒である僕は、黒である何かしか愛せない。

例えば僕が白だったとする。
白である僕は、白である何かしか愛せない。


そういう風に決められているこの世界では。
恋愛ひとつだって自分の思う通りに出来やしない。




僕は悪魔だ。
生まれた時からそうだ。
悪魔の父と、悪魔の母の間に生まれた、悪魔である僕。

僕には好きな子がいる。
だけどこの思いは一生叶うことはない。

口にすることすら出来ない、そんな僕の初恋。


僕は悪魔だ。
人間の生き血を好む。

残酷で劣悪で嫌われ者の、そんな僕の初恋。



君は天使だ。
僕とは正反対の存在。

言葉を交わしたこともない。
目が合ったこともない。
ーーーー多分君は、僕の存在を知らない。



「あぁ神様。どうか生まれ変われるのならその時はーーー。」


悪魔である僕が神に祈ったところで、何かが変わるわけなかった。


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