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クナリさん

小説が出版されました。 『黒手毬珈琲館に灯はともる 〜優しい雨と、オレンジ・カプチーノ〜』 マイナビ出版ファン文庫より発売中です(表紙:六七質 様)。 http://www.amazon.co.jp/dp/4839958211 twitterアカウント:@sawanokurakunar

性別
将来の夢 絵本作家
座右の銘 明日の自分がきっとがんばる。

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人鬼と蝉時雨

13/08/19 コンテスト(テーマ):第十五回 【 自由投稿スペース 】 コメント:7件 クナリ 閲覧数:1970

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八月の青山霊園で、碑のように並ぶ墓石は、よく陽光を反射していた。
ハングス・アスデマンは、既に六十を優に超える年齢で、日本の夏に辟易していた。
日本には仕事で来たことは幾度かあったが、今回はプライベートだった。
迷路のような霊園の中、目当ての墓をようやく見つけて、汗をハンドタオルで拭きながら歩み寄る。
思いがけず、先に参っている人物がいた。自分の娘ほどの年頃に見える――日本人は大抵そうだったが――、ほっそりした女性だ。
向こうの、日傘の下から覗く視線と、こちらの目が合った。
ひとまず、挨拶する。日本語は、日常会話程度ならば話せる。
「そこのおハカの、関係者の方ですか」
そう言うと、外国人は珍しいだろうに、女性は警戒もせず、
「娘です。父の顔も知りませんが」
と答えた。
「私はアメリカ人です。その墓の、タクマ・アサギ……カレが死んだ時のことを知っています」

一九八七年。戦争の爪跡は、探そうとしなければもうこの国では見つからない。



一九四五年。
浅木拓真の駆る零戦は、晴天の青をつんざくようにして飛んでいた。
この広い太平洋で、自分の乗る機体のなんとちっぽけなことか。
その機体を撃ち落とそうと、さらに小さな弾丸が、空よ狭しと海上から放たれて来る。威容を誇る米海軍。あれに勝てると思っている者は、少なくとも前線に送られたインテリの中にはいるまい。

特攻には、自ら志願した。いよいよ物の無い今、かつては特攻隊員に振る舞われた牡丹餅も、いなり寿司も、無しで送り出された。
既に親は、東京大空襲でこの世に無い。唯一身寄りと言えるのは、妻だけだ。
もともと親戚筋は乏しく、それもあって妻を迎えた時は、両親が踊り出さんばかりに喜んでくれた。ヤミで手に入れたみりんを祝い酒に、ささやかながら天井知らずの歓喜があった。
拓真には家族が増えることの喜びは当初ぴんと来ず、ただ気恥ずかしいばかりだったが、妻の懐妊と共に急激に実感を伴った。
だがその子供も、妻の腹にいる間に空襲の夜に流れた。

あの時は、五体粉々になろうともアメリカを大陸ごと引き裂いてやろうと血涙を流した。
今、妻の体には新たな妊娠の兆候がある。その報せに、拓真がどれだけ救われたことか。
しかしその報が拓真に届いたのは、既に特攻隊への志願が認められた後のことだった。

今や拓真に出来ることは、せめてこの機体を自分の命ひとつ分の弾丸と化して、戦艦のひとつでも道連れにしてやるのがせいぜいだ。
ただ、天地を逆さにして振り迫る雨のような対空砲火の中では、それすらも奇跡に思えた。
既に米軍は、零戦に対する戦闘方法を確立している。
大船と小船それぞれに、今や捨て身の特攻作戦すら無力化する操舵術を、自家薬籠中の物にしていた。
これでは、当てられない。
それこそ、奇跡無くば。
しかし――



「別の所でも祀られてるんですけどね、あたしはここが父の墓だと思ってます」
娘は清潔そうな桃色の布で、ひしゃくの水に濡れた墓石を拭いた。見る見るうちに布が土色に染まって行く。
「私を責めないのですか。私は、元兵士だ。日本兵と戦った」
「何をいまさら責めるのです」
拓真の娘は墓へ花を生け終わると、線香を灯して、短い時間、手を合わせた。
「クウシュウのことは知っているでしょう。たくさんの民間人が、フイ打ちにされて死んだ」
「あれって、世界の法律違反なんですってね」
国際法のことを言っているのだろう。華奢な女の飄々とした落ち着きぶりに、ハングスはなぜかいらだった。
ただでさえ暑い上に、この墓地は蝉が異常にやかましい。
「私は、クウシュウのことで日本人に責められたことが無い」
用は済んだとばかりに、今にも道の向こうへ歩き出しそうに見えた娘を、呼びとめるようにハングスは言う。
「あなたが爆弾を落としたわけでもないでしょう。日本人に墓参りするような人が」
娘は足元に散らかっていた雑草をひとまとめに持つと、腕に下げたビニル袋へ入れた。
いよいよ、用は済んだようだ。



最早戦場の誰の目にも、奇跡無くば、特攻作戦の成功は有り得ずと思われた。
しかし拓真は、優秀なパイロットだった。
無限に広がる我らの空は、自由の天庭ではない。物理法則に縛られた無人情な檻であることを、百も承知だった。空にロマンがあるのは、それを仰いで見上げている間だけだ。
だから奇跡は祈らない。
空を縛る法則の内に、わが身を寄り添わせる。

法則は絶対だ。
敵の砲座の正面にいなければ、当たらない。
空気抵抗を計算に入れて飛べば、舵は思うがままだ。

いくつもの遼機が、叩き落とされて行く。奇跡を祈って飛び、奇跡へ到達出来ずに。
拓真は違う。
今の零戦の装備では、艦船はおろか、敵の航空機すら撃墜は不可能だった。風をはらんで人を乗せる、ただの翼。もう戦闘機と呼ぶのすら苦しい。
零戦は、低空戦を考慮に入れて造られた機体ではない。無理に高度を落とせば途端に機首が浮き上がり、均衡を失うという短所があった。
そのハンデを承知で、目標へ近付くほどに分厚くなる弾幕を、ベニヤのような装甲の飛行機と、己の腕のみでかいくぐらねばならない。
拓真の辣腕は、それを可能にした、この日の空でほぼただ一機の零戦だった。

艦船から放たれる火線が、コックピットから間近い。弾が目で追える。
だが、近いだけなら何の害も無い。
もう、目標の駆逐艦は目の前だ。さすがに昨今では特攻隊も敵本陣の軍艦までは到達を許されることが無く、もっぱら駆逐艦や補佐艦艇を目当てにしていた。
こうまで近付けば、敵機も艦砲射撃も、拓真の機に当たる道理が無い。
唯一の懸念、機体が拓真の操縦に耐え切れずに悲鳴を上げている。
跳ね上がりそうになる機首を、風圧と操舵の具合で押さえつける。空気と飛行機についての数多の理屈が拓真の脳中を飛び交い、拓真は従うべき法則の組み合わせを選び取る。
それは、自分が生き残る為ではなく。それだけに、雑念は介入しない。
甲高い軋み音がキャノピの中に響く。

フラッタ。
少なくともその兆候。

空中分解はまずい。激突時の質量が不足する。
それだけを懸命に防ぎながら飛ぶ。いや、落ちる。
そして拓真は、ついに着弾を確信して叫んだ。
「見たか、これが日本の飛行機だ。俺が日本のパイロットだ。貴様ら人鬼ども、我が子の無念を知れ!」



青山霊園は、他に人の姿が見えなかった。盆の時期には、珍しいことだ。
「他にごカゾクは来てませんのですか」
そう問うアメリカ人に、一旦日傘の向こうに後頭部を隠した後、拓真の娘は振り向いて答えた。
「家族はいません」
「ケッコンはしていないのですか」
「誰も、してくれませんから」
これが、日本人の謙遜というものだろうか。目の前の女は、ハングスの目には随分魅力的に見えた。
中年には違いないが、自律していることを体現するかのようにすらりとしたスタイルで、紺色のシャツに白いプリーツスカートの趣味もいい。
特に、涼しげな顔の造作は、特にこの季節にはずっと眺めていたくなるような魅力があった。
「もてないわけじゃないんですよ。もてるって、分かります?」
ハングスはうなずいた。
「叔父がね、広島に住んだことがあるんです」
原爆の知識は、当然ハングスにもある。日本人にすれば、それは忌むべき破壊兵器だ。だがそれと、彼女に何の関係があるのかが分からなかった。
「こういうの、日本人だけなのかしら。穢れと言うか、汚いものというのは、拭いようも無く人から人へうつってしまう、という感じ方。放射能がね、とうに広島から越していて直接原爆を受けたわけでもない叔父に、そして叔父を通じてあたしにも、食い込んでしまっているって、感じている人は存外多いんです」



機体を襲う風圧に、琢磨は、その身で直接風を受けたかのようにのけぞった。
すぐ眼前に、憎き米国の鉄塊。

遂げよ、本懐。

その時、機体が拓真の操舵にとうとう耐えかね、 右の翼が大きく傾いだ。
急角度で駆逐艦に突き刺さろうとしていた拓真の機が、その角度を緩める。
そして、着弾。
物理法則の悪戯か、拓真機は艦に衝突というよりは、甲板を滑るように走った。
機体は破片をまき散らしながら艦を外れ、海に落ちる。
しかしその乗り手は、自ら撃沈せしめるはずだった艦の上に投げ出され、歪んだ毬のように甲板を跳ねた後、転がって止まった。
近くにいた若い米兵が、ぼろ雑巾のような男に駆け寄る。半ば、これでは死んだだろうと胸算用した。
米兵がパイロットを覗き込むと、半死人はかっと目を見開いて上半身だけ起き上がり、米兵の胸倉を両手で掴んでねじり上げた。
息のかかる距離で、拓真は最後の呼吸を放棄して、その代わりに一言、吐いた。
ぶるぶる、ぐらぐら、と震えながら、
「滑稽か……、人鬼どもめ」
言い終わると、半死人は死人となり、甲板にくたりと落ちた。

拓真の最後の言葉を聞いたのは、ハングス・アスデマンの友人だった。



「私が落としたのだ!」
ハングスが急に大きな声を出したので、拓真の娘は驚いて、ぴょいと飛び上るような格好をした。
「私はクウシュウをやった。B29で民間施設の上を飛び、木で出来た家々に散々に焼夷弾を落した。モロトフのパン籠、いくつぶちまけたことか!」
近くにいたカラスが、墓石の上から飛び立った。蝉もにわかに、鳴くのをやめた。
「私は、ジンキだろう! なじってくれ! 私は自分が罪深いことを知っている。だが、誰も私を責めない。同胞は分かる、だがどうして日本人も何も言わない!」
「難しい言葉をご存じなのね。人鬼?」
気がつくと、娘はハングスのすぐ目の前に来ていた。
さっきの桃色の布とは違う、精緻な刺繍のハンカチでハングスの汗を拭う。
「あなたを責めないのはね、人が善いからじゃないんですよ。ただ、忙しいんです。それだけ。戻らないものにかまけてるほど、暇じゃないってだけ」
蝉の声が戻って来た。激した感情が発散され、ハングスは自分の体重の感覚を確かめて落ち着くように努め、冷静に話す。
「アナタは原爆を受けていない。戦争で兵隊一人撃ち殺していない。そのアナタが苦しみ、なぜ私が誰からも」
「原爆を落としたのはあなたじゃないわ。戦争を始めたのも、あなたじゃないわね」
激情が、再びハングスに戻って来た。何年も爆ぜることの無かった叫びが。
「しかし、私はクウシュウをした。それは確かだ。事実なんだ。この私が、やったことなんだよ!」
「今のあなたは、その時のあなたじゃない。だから、日本人はあなたを責めないのですよ」



「ハングス、カミカゼを知ってるか」
終戦後、故郷でなじみの安いバーで友人と飲むビールは、薄かった。
戦場の刺激に慣れた身に、アルコールが追い付かないのかもしれない。
「知ってる。正気じゃないよ、あんなのは戦闘じゃない」
友人はビールにブランデを垂らし、酔うためだけにあおった。
「じゃあ、ジンキって何だか、知ってるか」
「それは知らないな。日本語かい?」
だん、と音を立てて友人がジョッキを置き、
「たぶん、ろくな意味じゃない。まあ、意味なんて、どこにもないもんだが」
ハングスと友人が、後年設けた日本人のビジネスパートナからその意味を聞いたのは、随分後のことだった。



近くで見ると、幼く見えた拓真の娘の顔にも、細かなしわが無数に散っているのが見える。
しばらくハングスは、そのしわに見入った。
終戦後、今日まで生きて来た、このか弱そうな女の年輪。
どんな思いをして、今日まで生きて来たのだろう。何か、ねぎらいの言葉をかけてあげたい。
例え自分にその資格無くとも、そうせずにはいられない。
しかし口を開きかけて、……ハングスはあることに気付き、それきりものが言えなくなった。
「日本人のお友達でも出来たのですか? そうでなければ、あなたのような考え方、出来ないと思うわ」
拓真の娘はあとずさり、ハングスの目を見て言った。
「あなたの汗を拭いたハンカチが、日本にはあるのだわ。……戦争、無くなるといいですね」
そして今度こそハングスに背を向け、墓地から出るために歩を進めて行く。
その後ろ姿を見ながら、ハングスは何も言えない。
恐らく、彼女に会えるのは今日この日が最後だろう。この、見たことも無い精神性の女性と、言葉をかわせるのは今日が最後なのだ。それは、何と得難い機会だろう。

しかし、ハングスに出来ることは、何ひとつない。
拓真の娘の顔には、笑いじわが一つも刻まれていないことに、気付いてしまった今は、もう。



もう何杯めのビールだろう。
他の客もいない店で、歪む視界を眺めながら、いい加減、ハングスは友人からジョッキを取り上げようかと思案し始めた。
すると友人は、またもジョッキを空けて、だん、と分厚い木のテーブルに置いた。
「ハングス、戦争は無くならん!」
「そうだな」
反論の余地は無かった。
「俺達は正しいことをした。良いこととは言わない、だが、正しかった!」
「そうだよ」
これも、肯定せざるを得ない。
「だが……」
「うん?」
いつからだったのだろう。友人は、泣いていた。
「俺達は、戦争が終わったと言ってはいけない。日本人が、いくら戦争が終わったと言っても、俺達は終わったと言ってはいけない」
「……お前が言いたいことは、分かる気がするよ。何となくだけど」
バーの窓の外は暗い。月の無い中、夜には蝉も鳴かなかった。
無音の屋内に、友人の声だけが響く。
「それは、俺達のしたことを無かったことにするのと同じだ。そして、それは……、きっと、……ジンキのやることなんだ」

そう言い終わると、友人はいびきをかき始めた。



ハングスが一人残された青山の墓地は、蝉の声であふれていた。
スコールのように降り注ぐその大合唱は、ハングスの思索を何度も途中で打ち切り、思考を堂々巡りにループさせる。
次第に、自分が何を考えていたのか、ハングスにも分からなくなって来た。
ひとまず気分が悪くなる前に、この真夏の熱射から逃れなくてはならない。そう思いついて、歩き出す。あの女とは逆の方向へと。

ありがたいような、余計なような、蝉の声だった。
夜になれば泣きやみ、明日になればまた鳴き出すのだろう。
今年の声を振り絞った連中が地に落ちて朽ちても、来年はまた同じ姿の連中が同じくらいやかましく大音声を張り上げるのだろう。
見知ったような顔で、でもその実、会ったことも無い蝉たちと、自分たちは毎年のように”出逢い直す”のだ。
去年とは違う自分が、去年とは違う誰かと出会い直す。拓真の娘が、言ってくれたように。
ふとハングスは、自分に心残りがあることに気付いた。
あの女の母親だ。拓真の妻は、今どうしているのだ。
踵を返し、ハングスは女の消えた道を追いかけた。
しかし、彼女の姿はもうどこにもなかった。人ごみにまぎれれば、日本人の顔を見分けられる自信は無い。
やかましく降り注ぐ蝉の声は、自分と彼女を隔てる無色の檻に思えた。いくらかき分けても、果てが無い。もう彼女を探しに行くことは出来ない。
ハングスは諦めて、青山霊園を出た。
地下鉄の駅に向かって歩き出すと、蝉の声が、次第に背中に遠くなる。

数十年前に死んだ、顔も知らぬ人よ。
今日初めて会った、名も知らぬ人よ。
ひとまず、今はお別れだ。
この世でか、あの世でか。
私か、あるいは近しい人か。
知った顔を見るようにか、初めて会う同士のようにか。
いつかまた、出逢い直す、その時まで。
何の価値の交換も無くとも、出逢いを願い、そしてただ出逢う、その時まで。

そして一九八七年の夏は、戦争の前からも後からも変わり映えもしない蝉時雨の中、ありふれた夏として過ぎて行った。







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このストーリーに関するコメント

13/08/19 クナリ

架空のものならばともかく、実際にあった戦争をもとにした話を、これまで意識的に書かないようにして来ました。
自分ごときが、この程度の感性が、いったいあの戦争の何を表現できるのかと思うと、まるで無意味に思えたからです。
なのに、なぜか書いてしまいました。
楽しんでいただければうれしいです。

13/08/20 石蕗亮

おひさしぶりです。
いやぁ、面白かった。と言うと失礼かもしれませんが一気に読み干しました。日本人らしさを痛感する作品でした。そして今の若い日本人が失いかけているものだとも思いました。
戦争はお互いの正義のぶつかり合いだと思います。だから分かり合えないし、許しあえないのだと思います。
どちらも加害者で被害者なのです。勝っても負けても。
当時の当人者たちができなくとも、あとの時代の後任者たちが理解し許し、そして受容することが大切だと思います。

13/08/20 青海野 灰

心理と情景の巧みな描写、深い見識と並はずれた表現力、過去と現在が交差し次々と展開していくストーリーに、圧倒させられました。
ここにクナリさんの全力を見た気が致します。(失礼だったらすみません…)
大変面白く、深く考えさせられました。傑作だと思います。

13/08/22 クナリ

はぐれ狼さん>
そうなんです、こちらのサイトでも戦争関連の良作がいくつもあるんですが、投票ボタンは押せるもののコメントができないという…。
特に特攻隊については、結局自分は特攻隊の方々の気持ちなどわかることが永遠にできないんだ、という諦観のもと、書くのを避けてきました。
じゃあ何で書いたんだといわれると、「なんとなく」としか言えないのですが。
評価していただけてありがたいです。
そして情景描写については、自分では意図的に最小限にしているので、それでも効果的に伝わっていればうれしいです。


石蕗亮さん>
ありがとうございます。
日本人らしさって何かなあ、とは、成人するころから考えるようになりましたが、いまだにうまく答が出ませんので、登場人物たちの言葉や行動で表してくれたらいいなあと思っています。
原爆や民間人への空襲に対しては悔しい思いもありますが、当事者の方々が「もういいんだよ、あれについてはさあ」といっていれば、自分たちが何もいうことはないなとも思います。
「あれで平和になったんだから仕方ない」という意見にはさすがに反発しますけど。
米国人とけんかになっても、「お前らは民間人に向かって原爆を落としたくせに」といわない日本人の矜持は立派だなあと思います。


青海野さん>
字数がいつもより多かった割には、一気に短時間で書き終わりました。
見識など深くはありませぬ、零戦のこと書こうというのなら、やっぱり一度セスナくらいには乗ってみないと〜(ぜんぜん違うだろッ)。
でも、いつも以上に気を遣って書いたつもりです。
「ちゃんと書く」ということを心がけたというか。まあ、そんな大げさなものではないんですが(^^;)。
それにしても調べれば調べるほどに、平和で豊かな日本を導くために礎になろうとした人々に、畏敬の念を抱くばかりです。
やっぱり靖国は必要だなー、と。

13/08/24 草愛やし美

クナリさん、拝読しました。そして、とても感動して涙しました。

誰も悪くないのに、未だに苦しむ人々がいるのは事実です。この大戦でなくとも、戦争は、そういった人々を増やしています。どうして、なくならないのでしょう。この想いは、みな持っているはずなのに……悲しいです。
宗教や国の領土をかけて、今後も世界に争いはなくなりそうもありません。でも、私達、創作者は、この想いを想像であったも書くことで、訴えることができると信じています。
とても読みごたえありました。良作を、ありがとうございました。

13/08/26 クナリ

草藍さん>
お読みいただきありがとうございます。
エンタテインメント性とテーマ(メッセージ)性、どちらか選べといわれれば迷わず前者、の自分には戦争を扱った話は書きづらいです。
読み応えが出せてうれしいです。
戦争を描く際は、重厚感がないといけないという自分しばりが(いちおう)あったので…。

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