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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
座右の銘 しあわせはいつも自分の心がきめる

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お父さんと花火

13/07/09 コンテスト(テーマ): 第十二回 【 自由投稿スペース 】  コメント:2件 こぐまじゅんこ 閲覧数:1336

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 ゆうた君は、小学六年生。走るのが、遅いのが悩みです。

 今日の体育の時間は、リレーの練習でした。ゆうた君の前までは一番で走っています。
 ゆうた君は、どきどきしてきました。
 順番がきて、ゆうた君が走り出すと、すぐに一人抜かされ、もう少し走ったところで
二人が抜かしていきました。
 結局、ゆうた君のチームは最後になってしまいました。

 友達が、
「ゆうたは、本当に走るのが遅いなぁ・・・。」
「歩いてるんだか、走ってるんだかわからないんだよ。」
と、はやしたてます。

 ゆうた君は、泣きたいのをぐっと我慢して家に帰りました。お父さんが、
「ゆうた、花火大会に行こう。」
と声をかけてくれ、連れて行ってくれました。

 打ち上げられる花火は、夜空に咲いた大輪の花のようで、ドーンという大きな音がおなかに響きます。
 ゆうた君は、花火をみていると、ちょっとスカッとしてきました。
 お父さんに、
「今日、体育の時間にリレーがあったんだけど、ぼくのせいで負けたんだ。ぼく、どうしてあんなに走るのが遅いんだろう。くやしいよ。」
と言うと、お父さんが、
「父さんも、走るのは遅くて悩んでたよ。若い頃は、いろいろ悩みがでてくるけど、こうして大人になって働いている。今、つらくても、大人になったら、なんだそんなことかって思えるようになるさ。」
と、笑って言いました。

 花火をみながら、ゆうた君はちょっぴり勇気がわいてくるのでした。


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このストーリーに関するコメント

13/07/10 泡沫恋歌

こぐまじゅんこさんさま、拝読しました。

お父さんが言うように、子どもの頃に悩んだことも大人になったら
なぁ〜んだ、そんなことくらいでと言える時期が来ると思います。

ゆうた君、どんまい!

13/07/11 こぐまじゅんこ

泡沫恋歌さま。

コメント、ありがとうございます。
私も、走るのが遅かったので、ゆうた君の気持ちわかります。
でも、今は、走ることすらないです。

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