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てんとう虫さん

不思議な話怖い話恋の話がすきです。読むのはたくさん経験ありますが描くのはまだまだで精進中

性別 女性
将来の夢 ほんがよめる茶店
座右の銘 石の上にも3年

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風変わりなお茶会

13/06/25 コンテスト(テーマ):第三十四回 時空モノガタリ文学賞【 探偵 】 コメント:0件 てんとう虫 閲覧数:1342

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 ある資産家からの依頼である屋敷に出向いた。運転手付きの車が迎えにきてくれ窓は黒ィフイルムがされて外が見えず目的地を知られないためにだ。これには少し気分を害した。「失礼だと思いますがこれも主人からの厳命で申しわけありません。」と謝罪された。これは足代にと小切手が差し出され渡された。それを見ているとこれは了承していただいた礼だと聞いております。」 チャイムを押すと白いレ−スのエプロンに灰色のメイド服の娘が丁寧に出迎えた。「いらしゃいませ、エルムさまですね。主人からうかがっております。どうぞ。」といい案内をしてくれた。広い屋敷は迷路のようでついていくだけで運動になりそうだ。娘は静かでたまにエルムを振り向くがいるのを確認すると足を進める。部屋の中から生活の音がせずに静かなのはここが住まいとして使われていないからだろう。「ここは別荘みたいだね・・。」と声をかけると「どうでしょう?主人にお尋ねください。と少し笑うだけだ。使用人も専門の学校を出てつく人間もいるというからこの娘もそうなのかもしれない。中庭が窓から見えてきた。綺麗な庭園で種類は知らないが薔薇の花が咲き誇り幻想的な雰囲気だ。「綺麗だ・・・すごい。」そう声を上げると「先代主人が気に入っておりました。専門家を雇い手入れをさせていたんです。」娘も目を細める。「でも大変そうだ薔薇は虫がつきやすいから。ああ悪いね。」といいついてゆく。「探偵さんなんですね。」静かに声が響く。「浮気調査が多いけどね。たまに人探しや事件物も調べる。」主人から聞いているのだろう。少し歩くと立ち止まる。大きな扉の前でだ。「甘い物はお好きですか?飲み物はコ−ヒでよいでしょうか?」「あれば食べます。コ−ヒでいいですよ。」と頷く。「こちらです。入ると中ほどにテ−ブルがあります。主人は中央の青いワンピ−スを身に着けております。では失礼します。」と手をそろえて丁寧に頭を下げると元きた方向に歩いてゆく。依頼人との初対面である。扉にノックをする。コンコン。 「どうぞ、」若い女性の声である。「失礼します。探偵事務所のエルムです。」扉を開けて入ると中は広くまた少し歩かなければいけない。大きなテ−ブルがあり正面の壁には肖像画がある。3人の良く似た女性が書かれていた。「良く来てくださいました。エルムさんですね。ホレプといいます。」声をかけてきたのは高校生くらいの若い女性だ。「貴方が・・。」資産家というからもっと年上の婦人と考えていたのだ。青いワンピ−ス姿で紅茶カップを手に友人達とお茶をしていたのだろう。「エルムさんに頼みたいのは人探しです。昨夜Sホテルのパ−ティ会場を出て行方不明になりました。「えっ・・、警察に任された方が早いのでは?」いつか分かるなら捜査もしやすいきちんと探せばすぐみつかるだろう。「そうですね、そちらにも協力しえますが貴方にも調査をしてもらいます。これは調査費用です。報告書を出してもらえば追加も考えます。まずが三日調べてください。毎日報告して貰えれば助かるのですが・・。」と静かに口にする。「探す相手の情報は?「ミシェルといいます。Sホテルチェ−ンの会長の孫です。孫の中では1番可愛がられていました。写真や本人の映像などこの封筒の中に彼に関係のある人物のとの情報も揃えてあります。」一晩で揃えたものなのだろう。「・・・。」「私が調べる必要性を感じないんですが・・。」ホレプを見つめ口にすると小首をかしげられる。 「いいえ、他人であるエルムさんだからこそ探せる理由があると思うんです。ホレプの以外の若い男性や女性は何か言いたげな表情をしていたが静かに2人の話を聞き沈黙した。「分かりました、人命に係るならこれで失礼します。帰りはSホテルで降ろしてほしいのですが。」このままこの足で向かいたい。「もちろんですわ、ではよろしくお願いします。」ホレプはもう一度そう口にした。「はい、いい成果を報告できるよう努力します。」と一礼すると書類の封筒を抱えると扉に向かう。「探偵さん、ミシェルのこと早く見つけてあげてね。」と声が後ろからした。少し振り向くと心配げな表情のゆるくウェ-ブのかかった髪型の女性だ。「努力します。」といい頭を軽く下げ扉を閉めた。誘拐かもしくは本人が行方をくらましたことも考えられる。とりあえずは現場に行かなくては・・・。「探偵様、お車が用意できました。」「ありがとう。」ス−ツの裾をひるがえしながら娘の後ろについてゆく。今度くるときは喜んでもらえる報告があるといいと思いえがきながら。


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