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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
座右の銘 しあわせはいつも自分の心がきめる

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3

雨降り

13/05/28 コンテスト(テーマ):第九回 【 自由投稿スペース 】 コメント:2件 こぐまじゅんこ 閲覧数:1475

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 ここのところ、毎日、雨が降っています。
 今日は、せっかくの日曜日なのに、雨降りで、こころちゃんは家の中で退屈しています。
 こころちゃんは、小学二年生。お友達と外で遊ぶ約束をしていたのに、雨が降ったので、また今度遊ぶことになったのです。
(つまらないなぁ・・・。)

 お父さんも、お母さんも、テレビをみて、ゴロゴロしていて、こころちゃんの相手をしてくれません。

 こころちゃんは、思い切って雨の中を散歩してみることにしました。
 赤いかさをさして、黄色い長靴をはくと、近くの公園までお散歩です。
 近所のおうちの庭に、あじさいの花がみえました。ピンク色に色づきはじめたあじさいの花が雨にぬれて、とてもきれいにみえました。
「こ・こ・ろ・ちゃん・こ・ん・に・ち・は」

 どこかで声がします。
 こころちゃんは、びっくりしてあたりをキョロキョロみまわしました。
「こ・こ・で・す・よ」
と声のする方をみると、小さなかたつむりさんが、あじさいの葉っぱの上から、見上げています。
「かたつむりさん、しゃべれるの?」
と、こころちゃんが聞くと、
「雨・の・日・は・特別にね。」
と、ゆっくりゆっくり話します。

 こころちゃんは、雨降りばかりで退屈していることを、かたつむりさんに話しました。
「雨なんて、降らなければいいのに!」
と、こころちゃんが言うと、かたつむりさんは、
「雨は、ぼ・く・た・ち・の・シャワーなんだよ。とってもき・も・ち・が・いいんだ。
雨が・ふ・ら・な・か・ったら・ぼくたち・こ・ま・って・し・ま・う・よ。」
と、言います。

 こころちゃんは、あたりをみまわしました。
 山の木々や、道端の草花、あじさいの花、どれもこれも、雨に洗われて、キラキラ輝いています。

 こころちゃんは、かさをさっとはずしてみました。
 ポツポツと雨が髪をぬらします。なんだか、こころちゃんも、雨のシャワーで気持ちよくなりました。

 すぐに、かさをもどすと、こころちゃんは、公園にむかって歩き出しました。

 雨降りも悪くないな、と思いながら・・・。


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このストーリーに関するコメント

13/05/31 泡沫恋歌

こぐまじゅんこ様、拝読しました。

とっても可愛いメルヘンですね。
挿画とかあるとすごく素敵だと思いました。

雨降りも静かで落ち着くけど、洗濯物がカラッと乾かないのが困ります。

13/05/31 こぐまじゅんこ

泡沫恋歌さま。

コメント、ありがとうございます。
洗濯物は、悩みの種ですねぇ。

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