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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
座右の銘 しあわせはいつも自分の心がきめる

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涙のネックレス

13/04/15 コンテスト(テーマ):第六回 【自由投稿スペース】 コメント:4件 こぐまじゅんこ 閲覧数:2527

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 森の中の赤い屋根のおうちが、うさぎのねねちゃんのおうちです。

 ねねちゃんは、今日、だいすきなお母さんのために、コーヒーをいれてあげようと思いました。
 お母さんのお気に入りのカップをとりだして、インスタントコーヒーをスプーンに一杯いれると、ポットのお湯を入れるつもりでした。
 でも、つい手がすべって、カップを床に落としてしまったのです。
 ねねちゃんは、びっくりしたのと、お母さんが悲しむところを想像したのとで、胸が
ちくんと痛みました。胸のちくちくは、だんだん強くなり、とうとう、ねねちゃんの
目から涙がボロボロこぼれだしました。

 ねねちゃんが、泣いていると、窓の外から、なにやら歌がきこえてきます。


 こぼれおちた涙は
 きっと 宝石だよ
 涙の宝石は つながって
 すてきな ネックレスになるよ


 ねねちゃんが、おどろいて窓の外をみると、お友達のくまのまくちゃんが歌っているのでした。
「まくちゃん、大変なの。お母さんのカップをわっちゃったの。」

 ねねちゃんが言うと、まくちゃんは、
「この歌、おばあちゃんが歌っていたんだ。きっと本当のことだと、ぼく信じてるんだよ。ねねちゃん、元気だして。」

と言って帰って行きました。

 泣きやんで、テーブルの上をみると、水色のキラキラ光るネックレスがひとつありました。
 ねねちゃんは、お母さんに、ネックレスをわたして、カップをわってしまったことを
あやまりました。

 お母さんは、
「こんなすてきなネックレスは、みたことがないわ。」

と、とってもよろこんで首にかけると、ねねちゃんをみてほほえみました。

 ねねちゃんも、すっかり元気になりました。


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このストーリーに関するコメント

13/04/15 草愛やし美

こぐまじゅんこさん、拝読しました。

可愛いねねちゃん、涙がネックレスになってよかったですね。心がほんわかあったかくなるお話でした。まくちゃんたちの住む森は、魔法の森かもしれませんね。

13/04/16 こぐまじゅんこ

草藍さま。

コメント、ありがとうございます。
ちょっと自信のないお話だったので、うれしいです。
まくちゃんの住む森、魔法の森っていいですね。
なんだか、まだまだ考えてみたくなりました。

13/04/17 泡沫恋歌

こぐまじゅんこさま、拝読しました。

こんな素敵なネックレスなら私も欲しいです。
心が優しくなるお話にほこほこしました(笑)

13/04/17 こぐまじゅんこ

泡沫恋歌さま。

コメント、ありがとうございます。
誰かのために流した涙は、宝石だと思うんです。

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