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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
座右の銘 しあわせはいつも自分の心がきめる

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こまった まくちゃん

13/04/01 コンテスト(テーマ):第五回 【自由投稿スペース】 コメント:6件 こぐまじゅんこ 閲覧数:1656

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 ある山に、小さなおうちにくらしている三匹のくまの家族がいました。
 お父さんもお母さんも、ひとりむすこのまくちゃんを、とてもかわいがっていました。 なのに、まくちゃんは、反対のことばかり言う子になってしまいました。
 おいしいハチミツをあげても、まくちゃんは、
「あんまり、おいしくない。」
と言いながら、ペロリと全部たいらげてしまいます。

 まくちゃんに、
「今度、ハイキングに行こう。」
と言うと、
「そんなのつまらない。」
なんて言うんです。

 お父さんとお母さんは、まくちゃんが本心から、そう言っているのかどうか、
たしかめたくなりました。
「つまらないだろうけど、ハイキングに行ってみようよ。」
と、山の広場に行ってみました。

 緑の中を歩いていると、まくちゃんが、
「お父さんも、お母さんも早く早く!」
と言って前をかけって行きます。

 お母さんは、
「まくちゃんの早くは、ゆっくりってことでしょ。」
と言って、ゆっくりゆっくり歩いていきます。

 まくちゃんは、お花畑につくと、一面に広がるチューリップの花をみて、
「うわぁ、きれいだなぁ。」
と言いました。お父さんは、
「まくちゃんが、きれいだって言うんなら、そんなにきれいじゃないんだね。」
と言いました。

 だんだん、まくちゃんは、悲しくなってきました。

「お父さんも、お母さんも、反対ばっかり言って大っきらい。」

 おやおや、まくちゃんは、自分の気持ちに正直になったみたいです。

 お父さんも、お母さんも、
「ほらね。反対ばかり言ってると、みんないい気持ちじゃなくなるのよ。今日からは、
自分の思ったことを正直に言ってね。」
と言うと、まくちゃんと山の広場で楽しく遊びました。

 空には、ぽっかり白い雲がうかんでいました。


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このストーリーに関するコメント

13/04/01 W・アーム・スープレックス

お母さんたちのまくちゃんをおもう気持ちはわかりますが、あまのじゃくなわたしとしては、なんでも反対をいうまくちゃんにも、応援したい気持ちです。
ほんわかした春風を感じさせる作品でした。

13/04/02 こぐまじゅんこ

W・アーム・スープレックスさま。

コメント、ありがとうございます。
春風を感じる作品と言っていただき、とてもうれしいです。
ありがとうございます。

13/04/02 泡沫恋歌

こぐまじゅんこさま、拝読しました。

小さい子供って、一時期、あまのじゃくなことばかり言う時がありましたよね。
自我の目覚めってことでしょうか?
まくちゃんもそういう時期を越えて大きくなるのでしょう。

爽やかなお話で、心がほっこりしました。

13/04/02 こぐまじゅんこ

泡沫恋歌さま。

コメントありがとうございます。
心がほっこりすると言っていただき、うれしいです。
私が書きたいなぁ・・・と思う世界は、ほっこりした世界なので。

13/04/02 草愛やし美

こぐまじゅんこさん、拝読しました。

反対っ子のまくちゃんを、ご両親は優しくよい方向に導きましたね。可愛いまくちゃんが、生き生きと描かれていてとっても楽しい素敵な童話ですね。

13/04/03 こぐまじゅんこ

草藍さま。

コメント、ありがとうございます。

まくちゃんも、これで、素直な子になりました。
森の仲間たちのお話、いろいろ考えたいです。

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