石蕗亮さん

占師。および魔術師。 WEB幽にて怪談投稿してました。 弟子育成の経験や実体験を基にした不思議な話を中心に書いていきたいです。 沢山の方に読んで頂き、反論含めコメント頂けると幸いです。

性別 男性
将来の夢 作家、起業
座右の銘 人は言葉に置き換えれるものしか理解できない。置き換えた言葉でしか理解できない。

投稿済みの作品

8

選定

13/02/18 コンテスト(テーマ):第一回 【 自由投稿スペース 】 コメント:6件 石蕗亮 閲覧数:2200

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小学生の頃、母方の実家へ夏休みに遊びにいった時の事だ。
母は6人兄弟で私の従兄弟は10人になる。私は従兄弟の中ではちょうど真ん中の年代で上の従兄弟とも下の従兄弟ともよく遊んだ。
その日はひとつ上の従兄弟と年下の従兄弟たちと6人が集まり、夜には同じ部屋に寝た。
親たちは夜遅くまで飲んでいて子供の寝室まで声が届いていた。
私はなかなか寝付けずにいて、耳をすまして周りの音を聞いていた。
すると  キャハハハハ  アーーー  と子供たちの声が聞こえた。
声の大きさは廊下をはさんだ向かいの部屋の大人たちの声と同じくらいの大きさだった。
あれ、従兄弟たちの中で誰かまだ起きていたのかな?
そう思って体を起こし部屋を見渡すと従兄弟は全員布団にはいっている。
気のせいかと思いまた布団に入って耳をすましているとやはり子供のはしゃぐ声が聞こえる。それどころか、トトトトト と廊下を小走りで駆けていく足音までする。
私は隣で寝ていたひとつ年上の従兄を起こした。
「ねぇ、兄さん兄さん、うちらのほかに子供の声がするし、廊下を走る音が聞こえるんだ。」
そう言って起こしているうちにまた子供の笑い声と足音が聞こえる。
「あぁ、本当だ。近所のうちの子でも来ているんじゃない?」
そう言うと従兄はまたすぐに寝てしまった。
まぁいいか。私も少し眠くなり始め、考えるのも面倒くさくなったので寝ることにした。

どれくらい経っただろう。また子供がした。目蓋が開くほどではなかったが意識は覚めた。
「私たちの声、聞こえているみたいね。」
そう言いながらクスクスと笑いをかみ殺しているような声を出していた。
次の瞬間
ゴスッ ドン
頭の横に鈍い痛みが走り、直後に後頭部が落ちる感覚があった。
次に気が付いたのは朝だった。
私の枕は玄関にあり、どんな寝相の悪さかとみんなに笑われた。
そんな中で祖母が
「ありゃ、珍しい。あんた、夜中に子供に会わなかったかい?」と聞いてきた。
声や足音を聞いたことを話すと
「あんた座敷童に気に入られたんだねぇ、じゃぁ次の神持ちはあんたなんだねぇ。」
と祖母が話し始めた。
うちの母方では守り神がこうやって自分との交流をもつ相手を決めるのだそうだ。


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このストーリーに関するコメント

13/02/18 石蕗亮

実体験話です。
思えばこれが夢師のきっかけでした。

13/02/18 泡沫恋歌

゚+.(ノ*・ω・)ノ*.オォォ☆゚・:*☆
次期、座敷わらし候補なんですか。

すごく強い運命持ってそう!

13/02/18 草愛やし美

石蕗亮さん、拝読しました。

これまた、摩訶不思議な話ですね。

やはり、座敷童は実在するのですね。あれだけ、様々な伝説話があるのですから、もしかしたら、架空のものでないのかもと思っていました。人は、自分が見たことのないものを信じない傾向がありますが、噂でも話しが多い場合は、真実のものがあるということなんですね。

しかし、座敷童と遊べる人物だったなんて、石蕗さん、素晴らしいです。

13/02/18 石蕗亮

泡沫恋歌さん
座敷童は母方の一族の神様と一族の代表を結ぶ役割をもっているみたいで、普段はあまり出てきません。
というわけで、私は座敷童になるわけではないんです。
説明や表現が足りなかったですね。すみいません。

13/02/18 石蕗亮

草藍さん
座敷童には一方的に遊ばれたようなものでした。
というか枕ごと頭を蹴り飛ばされて気ぃ失ったんですけどね。
さて、私の後継はいつになったら現れるのやら。

13/02/18 石蕗亮

実話怪談3

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