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藍田佳季さん

P.Nは「あいだよしき」と読みます。 ブログ:http://blogs.yahoo.co.jp/meop_2_6 ←ここでは現在、主に創作の進捗+日常のことを書いてます。

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偽りのない

19/06/11 コンテスト(テーマ):第169回 時空モノガタリ文学賞 【 純情 】 コメント:0件 藍田佳季 閲覧数:54

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 人間は年齢が上がれば上がるほど、純粋な部分は減る。
 けど、奥底にはある。
 それが働いた結果が、いまのこの状況。

 顔を合わせて三日の相手。それを心から信じて前に進もうとしている。
 これから共に生きていく相棒だと信じて。
 
 信じた先に何があるかは分からないけど、覚悟はできている。
 それがないとどこへも辿り着かない。

 顔を合わせて三日。その数字ははっきりいって心許ない。
 決め手になったのは、それ以前のこと。

 電脳上では既に出会っていた。
 文字の世界では。
 趣味を辿って行った先にいた人物。素姓が明らかでなくとも、嘘がないことは文字で分かった。

 感覚的に。
 
 人から見れば馬鹿に見えるだろうけど、私はそれを信じた。何故かと訊かれても説明のしようがない。
 
 自分の気持ちに従った。

 目の前にいる彼が持つ空気は、文字から読み取れるものと変わりない。
 
 ただ、全く不安がないわけでもない。
 一滴だけ何か 白の中に黒がある。

 けど、
 その一滴の色は言葉を交わし、会う回数が増える度に薄れるだろう。
 いつかは消えると
 目の前の、偽りない笑顔を見れば分かる。


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