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マサフトさん

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純情のありさま

19/05/24 コンテスト(テーマ):第169回 時空モノガタリ文学賞 【 純情 】 コメント:0件 マサフト 閲覧数:93

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何かにつけて心は平静を失う
いかにしてこの激情を説明したもうか
身体は動かぬままなのに
中身だけが暴れる様な
頭は冷たく冴えているのに
胸中だけが騒いでいる様な
大声を出しながら静謐を保つ
駆け出しながら静止する
そんな矛盾を抱えているのです
道理に合わない ちから なのです

何かにつけて心は羞恥する
いかにしてこの倒錯を鎮めたもうか
伝えてしまえば良い事なのに
恥じる事など無いはずなのに
横暴なる羞恥と自尊が
そうはさせぬと邪魔をする
単純なのに複雑で
強気のくせに気が弱い
そんな戸惑いを抱えているのです
訳のわからぬ ちから なのです

何かにつけて心はひた向きだ
いかにしてこの情熱を伝えたもうか
たとえば雪の冷たさは
たとえば日なたの温もりは
幾つの言葉で伝わるだろうか
たとえば夕陽の切なさを
たとえば夜空の寂しさを
伝える言葉は有るのだろうか
わたしの心の有様を
あなたの心に写せたら
そんな願いがあるのです
純粋なままの ちから なのです

どうにもできない ちから なのです
体を貫く ちから なのです
この形容できない状態を
仮に純情と呼んでいるだけなのです


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