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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
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星のおまつり

19/01/21 コンテスト(テーマ):第165回 時空モノガタリ文学賞 【 弾ける 】 コメント:0件 こぐまじゅんこ 閲覧数:249

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 ちらちら雪のふる夜です。
 ももちゃんとおばあちゃんが、ふとんにはいってねようとしていました。
 でも、ももちゃんはねるのがきらいです。
 だって、こわいゆめをみるから……。
 なかなかねむれずにいたら、
 パチパチパチ
 なにかがはじけるような音がします。
「なぁに?」
 ももちゃんとおばあちゃんは、みみをすませました。
 パチパチパチ
 やっぱり音がきこえます。
 おばあちゃんは、カーテンをあけて、まどのそとをみました。
「だれもいないよ」
 おばあちゃんは、、空をみあげました。
「あっ」
 おばあちゃんが、びっくりしています。
「どうしたの?」
 ももちゃんが、おそるおそるききました。
「みてごらん。お星さまが、パチパチ光ったり消えたりしているよ」
 ももちゃんも、いそいで空をみました。
「ほんとだ。パチパチしてる!」
 おばあちゃんは、
「そういえば、むかし、おばあちゃんのおばあちゃんが言ってたことをおもいだしたよ」
 ももちゃんは、おばあちゃんの顔をみました。
「あのね、雪のふるさむい夜に、星のおまつりっていうのがあるんだって。星がパチパチおどるって言ってたよ」
「へぇー」
 ももちゃんとおばあちゃんが、星のおまつりをながめていると、ピューッと星の子がおちてきました。
 星の子は、ももちゃんの家の前に立っています。
 ももちゃんは、ふとんをはねのけると、星の子のところにかけていきました。
 星の子は、
「えーん、おっこちちゃった!」
とないています。
 ももちゃんのあとから、おばあちゃんもでてきました。
「おやおや、おちちゃったのかい?」
 おばあちゃんは、空に向かってさけびました。
「星の子のおかあさーん、星の子はここにいますよ。むかえにきてちょうだい!」
 すると、空から、ヒューンと、キラキラ光る星がおりてきました。
「おばあちゃん、ももちゃん、ありがとう。おれいに、願い事をかなえてあげます。なにがいいですか?」
 ももちゃんは、しばらくかんがえて、
「こわいゆめをみないようにしてください」
と言いました。
「わかりました。じゃあね」
 星のおかあさんは、星の子をだっこして空にかえっていきました。

 ももちゃんは、その夜、ゆめをみました。
 空をとんで、ふわふわの雲を食べるゆめでした。
 雲は、わたがしみたいにあまくって、ほっぺたがおっこちそうでした。
 ももちゃんは、ねながら、「うふふ」とわらっています。
 おばあちゃんは、ももちゃんの寝顔をみながら、
「ももちゃん、よかったね」
と、ささやきました。


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