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ジェームズボンバークライシスさん

ジェームズボンバークライシスです。 好きな作家はドストエフスキーと、ゲーテと夏目漱石と芥川龍之介です。よろしく。

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埼玉のあの子に

18/07/27 コンテスト(テーマ):第159回 時空モノガタリ文学賞 【 片想い 】 コメント:0件 ジェームズボンバークライシス 閲覧数:372

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埼玉のあの子に

SNSで知った1人の少女、僕は、無料通話アプリで1回だけ通話しただけだ。
だけど、その日からずっと彼女に恋をしている。

そういえば僕は彼女といつか埼玉で会う約束をしたな、覚えているだろうか。

彼女が僕にツイッターのダイレクトメッセージで送ってくれたそのSNOWで盛った顔、それが現実とはかけ離れてたとしても、少なくとも彼女の声は本物だ、と信じたい。

きっとネット上の片思いなんて虚しいんだ。
盛られに盛られたその子やあの子、きっと僕は、真実を知るのが怖い、だからこそ、一定の距離感をキープして、知ることから逃げてる。

現実と理想は、かけ離れてる、それは天と地のように、それが一般論だけど、それでもいっときの夢の中では、その彼女が目の前にいるって信じたい。

そうやって現実から目を背け続けて、もう28歳になる。
夢を見るには少し年齢を重ね過ぎた。
本格的に結婚を考えないといけない年齢なのだ。

だけども僕の恋したその子は、僕よりももっとコミュニーケーション能力が高くて、僕よりも容姿が整ってる男性に媚びを売る。

わかってる、僕が常人にすら劣ってることだって、だけども、この胸の苦しさは晩酌の時に嗜む肴をまずくさせる。

ああ、恋とは、特にネット上の恋愛はどうしてこうも顔と声がモノを言うのだろうか。

だが、それ以上に僕の腐った心の整形が必要だって、自分自身が一番よくわかっていた。

彼女のツイートに今日もリプライを送る。
返ってこないリプライにため息を吐くことはやめることにした。

僕の妄想の中では、僕と手を繋ぐ君がいる、それだけで少しだけ自作の炙りカルビが美味しく食べられる気がしたんだ。


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