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ロングタイム

18/04/30 コンテスト(テーマ):第155回 時空モノガタリ文学賞 【 ゴミ 】 コメント:0件 mokugyo 閲覧数:227

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長い間、毎日のよう小さな灯台を建てている男がいた。
男がなぜ灯台を建てているのか誰も知らない。男も、自身がやろうとしていることをよく分かっていない。

見すぼらしい姿をした男は、町外れの灯台男と呼ばれていた。

ある日、市役所の職員が灯台男に向かってこう言った。

「あなたはなぜ誰も必要としていない灯台を建てているのか?非常に邪魔だ。こんな灯台はゴミだ。早く破棄するべきだ。ゴミは破棄する。これこそ人々の幸せ。あなたは人の幸せを阻害しているのだ」

灯台男は、こう返した。

「私がなぜ灯台を建てているのか、私自身もよく分かっていない。しかし、この町の片隅に灯台が必要な気がするのだ」

「あなたは頭がおかしい人だ。ギリギリあなたの家の敷地内だから今は我慢してやる。だが、あなたが死んだら、こんなゴミ灯台は速攻で破棄してやる」

とても優しい笑顔を見せながら職員はそう言った。


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