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マサキさん

性別 男性
将来の夢
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二日酔いの日

18/01/27 コンテスト(テーマ):第152回 時空モノガタリ文学賞 【 酒 】 コメント:0件 マサキ 閲覧数:254

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頭が痛い、気持ち悪い。ちょっと一杯のつもりで飲んで、はしご酒。まるでスーダラ節だ。昨日は会社の飲み会があったが、二次会、三次会まで行ったのが間違いだった。
呑んでいる時は気分は良いのだが、一晩経つと最低な気分になる。こんな感じになるのなら、毎回飲むのを止めようと思うができない。なんとか家には帰ってこれたが、飲んでいた途中の記憶がない。まあいい、帰って来れたのだから。
それにしても頭が痛い、腕も痛い…
腕が痛いってどういうことだ、いままではそんなことはなかった。ふと腕を見ると噛まれた跡があった。これはなんだ飲んでいて、喧嘩でもしたのか。いやいや喧嘩で腕を噛まれるってどういうことだ。
ますます訳がわからない。まあいい今日は仕事が休みだ、少し寝ていよう。

ふと気がつくと昼前だった。若干二日酔いが落ち着いた。ベットに寝っ転がりながら、暇つぶしにテレビを着けるとニュースが流れていた。
「次のニュースです、今日早朝〇〇県〇〇市の雑居ビルに20代女性の遺体が発見されました。警察は殺人事件として捜査しています」
近所じゃねえか、生きていればこんな事件も近くで起きるのか。まったく物騒な世の中になったものだ。
テレビを流し見ているとまた眠気が襲ってきた。
ドアのチャイムが聞こえてきた、気がつくと目覚まし時計の針が3時を過ぎていた。
宅急便か、それとも飛び込みの営業か、とりあえず出てみるか。
ドアを開けるとスーツを着た男が2人いた。
「すいません、私こういうものですが」
中年の男が身分証明書を見せてきた。
「警察の方ですか」
「はい、お伺いしたいことがあります。昨夜あなたはどちらに居ましたか」
「昨日は会社の同僚と呑んでました」
「飲み会が終わった後はどちらにいましたか」
今度は若い刑事が間に入った。
「すいません、その後は覚えてないです」
「そうですか、ご協力ありがとうございました」
ドアを閉めると何か胸騒ぎがした。そりゃそうだ、警察に事情聴取されれば不安になる。こういう経験自体初めてだ。だが警察は俺に対し、何を聴きたがっていたのか…わからない。

そうこうしていると夜になった。またチャイムの音がなった。
のぞき穴を覗くと夕方の2人組の刑事が目の前にいた。
ドアを開けると中年の刑事がドアを強く引いてきた。
「先程はどうも。今朝方発生した殺人事件について尋ねたいことがあるので、署までご同行願いますか」
「えっ、はいわかりました…ちょ、ちょっと待って下さい。準備しますので」
とにかく訳がわからない、とりあえず財布とか持って行こう。リビングへ行き、財布を探したがない。どこにあるんだ。いいや、とにかく行こう。
「あなたが探していたのは、これですか」
若い刑事がビニールに入った俺の財布を見せてきた。まるで印籠を見せつける様な感じだ。
俺は軽くパニックを起こしそうになる、どうしてこの刑事が持っているんだ。なにがなんだかわからない。この先何が起きるんだ…


「次のニュースです、昨日早朝〇〇県〇〇市の雑居ビルで起きた殺人事件にて警察は20代の男が逮捕されました。男は酒に酔っていて事件を覚えていないと、容疑を否認しています」


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