RNさん

頭の中の小さな世界を、表現し、残したい。 色んな人に読んでもらえたら嬉しいです。

性別 男性
将来の夢
座右の銘 塵も積もれば山となる。コツコツと。前向きに。

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眠り

17/12/21 コンテスト(テーマ):第150回 時空モノガタリ文学賞 【 悲劇 】 コメント:0件 RN 閲覧数:332

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いつまでも一緒だよ。と誓ったのに、
あの日から君はずっとひとりで眠り続けている。

君の身体は何一つ傷ついていないのに。
脳死と判断されて、20年はたつのか。

病室に鳴り響く、心電図の波打つ音。
それだけが、君の生きている証であった。




僕は君の耳元に近づいてそっと呟く

そろそろ僕も限界なんだ…。ごめんね。

君の綺麗な身体とは対照的に、
僕の身体はもうボロボロだった。病気が僕の身体を蝕んでいた。

綺麗な身体なのに、魂のない君。
ボロボロの身体に、魂を残す僕。

チグハグな感じに、少し笑みがこぼれる。


君の笑い声を
もう一度最後に聞きたかったな。


僕はおもむろに手を伸ばし
君の身体についている管をひとつ外した。


刹那、心電図の警告音が病室に鳴り響く。



いつまでも一緒だよ。


そう呟いて、僕は自らの管を外し、
君の側で眠りについた。











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