1. トップページ
  2. 旅の醍醐味とは

忍者猫さん

オタクほど突き詰めてませんが、特撮とSFが好きです。

性別 女性
将来の夢 悠々自適
座右の銘 他人に思想をひけらかすのは止めよう。

投稿済みの作品

0

旅の醍醐味とは

17/07/10 コンテスト(テーマ):第139回 時空モノガタリ文学賞 【 旅 】 コメント:0件 忍者猫 閲覧数:790

この作品を評価する

 地球から千六百年光年先にある、ダリア星系まで行くにあたって、当然恒星間旅客船に乗るのだが、それにあたって、連れが疑問を呈してきた。
 曰く、
「パーッと、一気に向こうの星系まで行くんじゃないの? 途中で待ち時間があるって、なんか航空旅客機黎明期みたいだ」
 どうやら連れは、辺境星域探査船や一部星系の軍船みたいに、ワープとかジャンプ航法で一気に飛ぶものばかりと思っていたらしい。
「それは、単独で遠くに行く事を前提にした船だよ。軍事行動を取る軍船や、深宇宙探査船は船体にジャンプシステムを搭載している。
 貨客船に必要なのは、一度に大量に貨物や人が運べる事。だから、エネルギーと体積を取るジャンプシステムを載せず、ワープポイントを使うんだよ」
「ふうん?」
 今一納得できない様子の連れに、太陽系外周ワープポイント名物満月タコ焼きを渡してやる。
「ここは、まあ昔の日本の高速道路のサービスエリアのようなものさ。トランジットでも降りて食事出来ただろ?
 ジャンプ搭載船はものによっちゃ人工冬眠に入ってないといけないそうだし」
「そりゃあ、つまらない」
 そう言って、連れの青年は直径10センチの大きなタコ焼きに齧り付いた。
 どうやら、基本食道楽、花より団子を地で行く連れには、ワープポイントで食事を出来ると言うのはたいそう魅力的に思ったようだ。
 次のポイントのお食事処を確かめるべく、パッドを開き旅行ガイドを呼び出した。


コメント・評価を投稿する

コメントの投稿するにはログインしてください。
コメントを入力してください。

このストーリーに関するコメント

ログイン