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林一さん

性別 男性
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ヒーローのマント

17/05/11 コンテスト(テーマ):第134回 時空モノガタリ文学賞 【 正義 】 コメント:0件 林一 閲覧数:666

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「ヒーローてさ、何でマント着てるんだろうな」
「そりゃあ、空を飛ぶためじゃないの?」
「お前はマント着たら空飛べるのか?」
「いや、飛べない」
「じゃあおかしいだろ」
「単純にかっこいいからじゃないの?」
「正義のヒーローが、かっこいいからって理由でマント着てたらかっこ悪いだろ」
「それもそうだな」
 そんな会話をしていたその時、突如悪の怪人が現れた。
「うわ―怪人だ!」
「ヒーロー助けてくれ!」
「ひっひっひ。そんな都合よくヒーローが現れる訳な……」
 悪の怪人がそう言いかけたその時、突如正義のヒーローが現れた。
「ヒーロー参上!」
 ヒーローは必殺技を繰り出し、悪の怪人を瞬殺した。
「君達、怪我はないかい?」
「大丈夫です」
「助けてくれてありがとうございます。ところで一つ聞きたいんですけど、ヒーローさんはどうしてマントを……」
「さらばだ」
 ヒーローは質問を遮りそう言い残すと、慌てた様子で空の彼方へと消えていった。
「ヒーローって、やっぱかっこいいな」
「そうだな。だけど、マントを着てる理由は結局教えてくれなかったな」

(ふ―危ない危ない。事前にさっきの会話を聞いていたおかげで助かったぞ。正直に答えていたら、あの二人にかっこ悪いと思われるところだったな)


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