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安藤みつきさん

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正義の味方

17/04/25 コンテスト(テーマ):第134回 時空モノガタリ文学賞 【 正義 】 コメント:2件 安藤みつき 閲覧数:925

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ヒーローはいつも『正義の味方』である。
悪役の怪獣は、住民に危害を加え、地球を乗っ取ろうとする。そんな怪獣に対してヒーローは、正義の鉄槌をくだし、怪獣は爆発して死んでしまう。

時代劇の主人公も『正義の味方』である。
悪の代官が、住民から不当にお金を巻き上げ、女を拐う。そんな代官を、主人公は『正義』の名の元に、切り殺す。

『正義の味方』は、正義を貫き通す。
どこまでいっても正義だ。

じゃあ悪はどうだろうか?
悪は最終的にヒーローや時代劇の主人公に滅ぼされてしまう。

例えば、悪役がこんな心情だったらどうだろうか?

悪の怪獣は、自分の故郷である星が住める環境ではなくなってしまった。
広い広い宇宙をさまよいながら住めるば所を探し、食べ物もつき、やっとの思いでたどり着いたのが地球だったとしたら…

悪の代官には、実は病気の娘がいて、その病気を治すために住民からお金を集めていたとしたら…嫁に先立たれ、話し相手が欲しいために女をさらっていたとしたら…。

きっと悪役もそんな心情を持ちながら悪を貫き通しているんだ。

この心情を聞いたら皆はどう思うだろうか?
悪役も『正義の味方』に見えてこないだろうか?
それでも悪だと思う人がいるだろうが、悪役にとっては、それが『正義』なのだ。

心情も聞かず爆発させたり、切り殺すのは『正義』なのか?

結局のところ『正義』は、見方によって正と悪が変わってしまうのだ。
大事なのは『正義の味方』ではなく『正義の見方』なのだから。


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このストーリーに関するコメント

17/04/27 文月めぐ

はじめまして。文月めぐと申します。
「正義の味方」ではなく、「正義の見方」。
大切なことですが、忘れがちになってしまいますよね。

17/04/28 安藤みつき

文月めぐさん。コメントありがとうございます!
見方を意識するのは忘れがちですし、難しいですよね

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