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林一さん

性別 男性
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スイートルーム

17/04/10 コンテスト(テーマ):第133回 時空モノガタリ文学賞 【 スイーツ 】 コメント:0件 林一 閲覧数:617

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 新入社員の俺は、生まれて初めてもらった給料で、憧れのスイートルームに泊まることにした。
 スイートルームに泊まるからには、それにふさわしい格好にしようと、全身ビシッとスーツで決め、少し緊張しながらチェックインを済ませた。
 部屋に入ると、ほんのりと甘い香りがした。さすがスイートルームだ。部屋の匂いにまで気を使っているんだな。
 部屋の中には、大きなふかふかのベッド、オシャレな照明器具、社長が座っていそうな豪華な茶色の椅子などがあり、テンションが上がってきた。
 俺はスーツの上着を脱ぐと、椅子に腰かけながら、スイートルームの高級な雰囲気に酔いしれていた。
 いやー、スイートルームは素晴らしいな。高かったけど、奮発して本当に良かった。そうだ、シャンパンでも飲もうかな。
俺はルームサービスを頼むため、その椅子から離れた。
 その時の俺はまだ、気付いていなかった。俺の真っ白なワイシャツの背中が、茶色に染まっていたことに……。


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