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プロペラさん

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6回目の人生

17/03/02 コンテスト(テーマ):第100回 【 自由投稿スペース 】 コメント:0件 プロペラ 閲覧数:773

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これは昨日見た夢の話だ。

今日もあいつがいるのだろうか?僕はいつもあいつの存在に怯えている。あいつとは僕を追い回すストーカーのことだ。僕には妻と一人の子供がいる。あいつさえいなければ今頃は幸せな生活を送っていただろう。
今日も仕事が終わり家に帰ると、あいつが家の中にいる。あいつは子供と遊んでるようだった。どうやって入ったのか?妻はどこにいるのだろうか?僕はその場から動くことができなかった。あいつは僕を見るとすっと立ち上がり、隠し持っていたナイフで子供を刺した。
子供が刺されているのに僕は動くことができずにいる。あいつは子供を殺すと僕を見て微笑みを浮かべた。その瞬間、僕は自分の死を悟った。

次の日僕は目が覚めると、冷や汗でベッドがびしょびしょだった。とてつもなく怖い夢だった。朝の食事もとらず僕は思いにふけていた。
どうしても、あいつから逃げなければいけない気がしてならない。僕は仕事をやめて家族を連れて逃げることを決めた。どこへでもいい、僕は車でできるだけ遠くへ逃げた。安心などはしていないが家にいるときよりも心が軽くなった。しばらくはホテルを転々として暮らしていたが、このままではこの先暮らしていけないと思いアパートを借り仕事も探した。一か月ほどたち僕は裕福とは言えないが十分幸せな生活を送っている。もっと早くあそこから離れればよかった。そんな事を思いながら家に帰る。ドアを開けた瞬間異臭がした。異臭が漂ってくる中恐る恐るリビングへと足を進める。なんとなく感づいていた。
妻と子供が倒れている。前にはナイフを持ったあいつが立っていた。僕は「なんで」と声を漏らした。女は何も言わず、近づいてきた。僕はまた動けずにいる。女は僕の前に立つとナイフで心臓を刺した。女は涙を浮かべながらこう言った。
「さよなら、6回目の人生」
女は目の前の男を刺したナイフで自分を刺した。


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