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メモリアル

入賞した作品THE STORY WHICH WON

人生はコメディ

コンテスト:第157回 時空モノガタリ文学賞 【 コメディ 】

カテゴリ: 登録日:18/06/01

入賞時空モノガタリ文学賞 【 コメディ 】入賞作品

 「あのね、これからはぼくが、お母さんを笑わせてあげるよ」おやつのホットケーキをもぐもぐしながら晴斗が言う。小学生になって、一度に二枚食べるようになった。「笑うとね、元気が出るんだって」  「じゃあ、ママを元気にしてくれるの?」晴斗は「そうだよ」とうなずいてホットケーキを口に運ぶ。この時間に私の幸せが詰まっている。幼稚園で泥だんごを作っていた頃の顔を、学校での出来事を話す顔に重ねて見える成長が嬉...... 続きを読む

駆け落ちの賭けをしようか

コンテスト:第157回 時空モノガタリ文学賞 【 コメディ 】

カテゴリ: 登録日:18/06/03

入賞時空モノガタリ文学賞 【 コメディ 】入賞作品

 彼はそのとき高二で、高橋はその担任だった。残暑厳しい秋の日の放課後、束ねていないカーテンが波打つ教室で、彼は爆弾発言を投下した。 「先生、ぼくと駆け落ちしてください」  高橋はしばらくその意味がつかめず呆然とした後、激しく咳き込み、息苦しさに身体をくの字に曲げる。なんだか胃がむかむかするのは、きっと気のせいではない。元凶の発言をかましてくれた生徒は、無表情のまま、冷めた目で高橋を見下...... 続きを読む

友達のインターネットの検索履歴

コンテスト:第157回 時空モノガタリ文学賞 【 コメディ 】

カテゴリ: 登録日:18/06/12

入賞時空モノガタリ文学賞 【 コメディ 】入賞作品

 俺が同じ大学で一人暮らしをしている橋本の下宿先へ行った時の事だ。急に橋本が  「ちょっと用事で出てくる」  と言って外へ出て行ってしまった。  暇だなあ、と思って部屋を見渡していた俺の目はデスクトップPCで止まった。  あいつは普段、ネットで何を調べているのだろう?   気になった俺は一抹の罪悪感を感じながらも検索履歴を古い方から見ていくことにした。 ...... 続きを読む

マッスル・ド・エリカの死闘──深い敬愛と友情と筋肉と──

コンテスト:第157回 時空モノガタリ文学賞 【 コメディ 】

カテゴリ: 登録日:18/06/23

入賞時空モノガタリ文学賞 【 コメディ 】入賞作品

「コメディコメディコメディコメディコメディ!」 先攻は筋肉芸人マキシ・マム。 筋肉最高神マッチヨーに認められた、世界最高の筋肉戦士である。 「コメディコメディコメディ!」 息が続くかぎりマムは叫び続け、そして変顔をくり出し相手選手の笑いをさそう。 「コメディコメディコメディ!」 相手選手のマッスル・ド・エリカがおもわず口元をゆがめる。 攻撃側は「コメディ!」と叫びながら相手選手を...... 続きを読む

カバディーカバディー・コメディーコメディー

コンテスト:第157回 時空モノガタリ文学賞 【 コメディ 】

カテゴリ: 登録日:18/06/25

入賞時空モノガタリ文学賞 【 コメディ 】入賞作品

「カバディーとコメディー聞き間違えちゃった作戦?」 「そうです!!」  先輩にお小遣いはたいてホテルのケーキバイキングを奢る。逃げも隠れもモンブランだ。断るも拒絶するもレアチーズのパンナコッタだ。意味などない、感じれば甘い、のだ!! 「だってさヤッちゃん。あんた東堂女子に通うんでしょ?」 「はい」 「ヤッちゃんのお母様はカバディー部創部者で、今も監督さんよ?」 「はい」  不味い。ケ...... 続きを読む

浮かぶ魚と、セーラー服

コンテスト:第156回 時空モノガタリ文学賞 【 浮遊 】

カテゴリ: 登録日:18/05/18

入賞時空モノガタリ文学賞 【 浮遊 】 入賞作品

 入り江の先に、オレンジ色のひとの頭ほどの玉が浮いている。一列になって、ぷかぷかと。そこに向かい、泳ぐというか流されるというか、一度も止まらず、まっすぐ進んでいく小さな頭。  こんなにも私が吼えているのに、振り向きもしない。 *  弟のセイジが好きなもの、最大の関心事は、「浮いているもの」だ。  物心つく頃からずっと。それこそ大人たちが「おや、この子はもしやちょっと」と気づく前から...... 続きを読む

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