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メモリアル

入賞した作品THE STORY WHICH WON

最初の一歩

コンテスト:第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】

カテゴリ: 登録日:18/12/27

入賞時空モノガタリ文学賞 【 着地 】 入賞作品

 地質学者のハーンがもたらした分析結果が、惑星調査船ギ・ルレア号の搭乗員たちを心底驚嘆させたその数時間前、惑星上に着陸したギ・ルレア号のエアロックから出た十名の隊員たちは、スロープ式タラップにずらりとならんだ。地表には呼吸するに充分な大気がみちているので、簡易式生命維持装置をまとったかれらは、短いタラップを、はやる気持ちをおさえておりはじめた。  処女惑星におりたつときの感激はまたとなかった。無...... 続きを読む

異能力窮鼠

コンテスト:第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】

カテゴリ: 登録日:19/01/06

入賞時空モノガタリ文学賞 【 着地 】 入賞作品

 数十分前に死を覚悟したつもりだったが、いざ目前に迫ると、そんな覚悟は所詮形だけだったのだと、自分の生への執着心の強さを思い知らされるのだった。  事実、漫画みたいに突然特殊な力に目覚めて退屈な現実から抜け出したいと言う夢想を常々抱いていた。そしてそれは叶った。どういう経緯でそうなったのか、つい先刻のことなのでまだ俺の頭が追いつけていないが、とにかく俺は能力を手にした。他の能力者と戦うトーナメン...... 続きを読む

パラシュート部隊

コンテスト:第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】

カテゴリ: 登録日:19/01/09

入賞時空モノガタリ文学賞 【 着地 】 入賞作品

  西日差し込む窓の側。突然の目眩に襲われて、膝から崩れ落ちて床にうつ伏せにバタリと倒れた身体。薄れゆく意識の中に見えたモノは、リンゴ程のサイズの小さなパラシュートを装着し、手の平に乗りそうな小さい人の形をしたナニカがユラユラと舞い降りてくる光景であった。  小さな手足をバタバタさせて俺の太ももに降り立ったナニカは、パラシュートを畳み、背中からロープのようなものを取り出して俺の太ももにキツく...... 続きを読む

向日葵の風船

コンテスト:第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】

カテゴリ: 登録日:19/01/20

入賞時空モノガタリ文学賞 【 着地 】 入賞作品

 高校生になったばかりの今の私の生活は、平穏そのものだ。学校では友達も出来たし、父は毎日、魚市場に仕事へ行っている。  両親が離婚したのは半年前のことだった。それを機に私と父は、父の生まれ故郷であるこの海沿いの町に越してきた。言い争う父と母の声が無い家の中は、痛いくらいの静寂に満ちている。  静まり返った部屋の中は、ひどく息苦しい。父は昔からギャンブルにのめり込んでいた。酒が原因で職を失った...... 続きを読む

足枷同盟

コンテスト:第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】

カテゴリ: 登録日:19/01/20

入賞時空モノガタリ文学賞 【 着地 】 入賞作品

 三十代後半。友人が次々と結婚して、子持ちになっていく。 「お前もそろそろ地に足つけろよー」  そんな言葉に苦笑いを返す。  地に足つけるって、なんだよ。どういうことだよ。どいつもこいつもバカにして。ムカムカしながら食事から帰った翌朝、俺は宙に浮いていた。五センチぐらい。まじかよ。  歩いても進まないので、家具に捕まりつつ、手で進む。  いやいや、地に足ついてないって、物理的にかよ。 ...... 続きを読む

504号室王国の王子

コンテスト:第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】

カテゴリ: 登録日:18/11/30

入賞時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】 入賞作品

504号室王国。 人口は2人。 少数民族国家である。 時空ハイツ大陸の503号室王国と505号室王国の間に位置している。 503号室王国には、大陸唯一、「猫」の生息が確認されている。可愛い。 505号室王国は武力国家で、紛争が絶えない。よく、怒鳴り声や大きな物音が聞こえてくる。 その間に位置する504号室王国は、一人の女王が主権を持ち、一人の幼い王子が住まう、独立国...... 続きを読む

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