1. トップページ
  2. 松山椋さんのページ

松山椋さん

地獄からやってきた文学青年です。結局名前元に戻しました。

出没地 京都府
趣味 読書・古書収集・ゴルフ
職業 不動産会社事務
性別 男性
将来の夢 涙を流さないようにする
座右の銘 お前の背中はまるででたらめやぞ

投稿済みの記事一覧

2

青い空と緑の地平線

15/08/11 コメント:1件 松山椋 閲覧数:4263

 ――きっかけですか?
 僕のきっかけといっても大したものではないですよ。
 平成二年七月二十七日の午前中に、僕はこの世に生まれてきました。これが最初のきっかけですかね。父、母、妹、おばあちゃん、おじいちゃん。そして友人にたくさん愛情を注がれながらここまで歩んできました。
 さて、本題に入ります。
 そもそも少年時代は野球少年でした。しかし野球は運動神経の鈍い僕がやるスポー・・・

3

青い花(永遠に幸せになりたかったから)

15/07/13 コメント:9件 松山椋 閲覧数:7307

 友だちがほしかった。
 いや、確かに恋人がほしいというのもある。大学を卒業した年に付き合っていた女の子と別れてから、それこそひと晩の付き合いこそあれど、基本的にひとりきりで日々を過ごしていた。
だけど普通の恋人では我慢ならなかった。同じ大学で知り合った同い年で、たまたま実家が近くて、休日には一緒に食事をして、映画を観て、夜は抱き合って眠る。そしていつか結婚をして平凡な家庭を築く。子供・・・

1

散文の山と緑の瞳

15/05/29 コメント:2件 松山椋 閲覧数:12217

僕は悩んでいた。
素人小説家(こういう言葉が存在していればの話だが。)として下手な小説を発表し始めてから半年、僕は悩んでいた。
『小説は読んでなきゃ書けない。』これが僕のモットーである。一篇の小説には十篇の要素が詰まっている。引き出しが空っぽの状態ではいいものは書けないのである。だが中にはいわゆる「天才」と呼ばれる人たちもいる。ゼロから面白いものを構築することができる人達が少数であれい・・・

3

流転

15/05/05 コメント:2件 松山椋 閲覧数:4808

 あ、はい、失礼します。すみません、失礼します。本日は面接の機会をいただきありがとうございます、葛西です。いやあ、海の家の面接ってこんな時期にするんですね。まあそりゃそうか。今から従業員集めておかないと夏場に間に合いませんもんね。ええ、わかります。世の中にはこんな求人もあるんですねえ。こんな世界もあるんだなあ、へえ。
はい、名前は葛西道蔵、26歳です。ちなみに聞かれる前に学歴を言っておくと、・・・

4

聖餐

15/03/23 コメント:7件 松山椋 閲覧数:4745

 あ、どうも、あなたが○○文藝の記者さんですか?いやはや、今日は遠方よりお越しいただきありがとうございます。はじめまして、私が松山です。私のような駆け出しの小説家にインタビューしていただけるとは、誠に光栄です。なんでも聞いてくださいね。むさくるしい所ですが、どうか固くならず。足崩してください。
さっそく本題ですか。どうぞなんでも聞いてください。え?私が生き甲斐としている事は何か?よくぞ聞いて・・・

3

世界が終わる夜に

15/03/15 コメント:6件 松山椋 閲覧数:5711

目が覚めると死にたかった。
生島次郎31歳。別に今の生活に不満があるわけではない。決まった時間に起きて、新聞を読み、嫁である渚が作ってくれた朝ごはんを食べて、銀行に出勤する。午前中に事務仕事を済ませて午後は上司と外回り、夕方戻ってきて日報を書く。定時には帰ってきてまた渚が作ってくれた夕食を食べてたわいのない話をする。風呂に入る。一緒に並んで眠る。
大学を出て銀行に就職し、同じ職場で受付・・・

6

田代くんの帰り道

15/03/13 コメント:6件 松山椋 閲覧数:8739

まさしは3月の初春の日差しの差す商店街を歩いていた。
この物語の主人公、田代まさしくんは小学校3年生である。かつて一世を風靡したドゥーワップグループの一員でありその後芸能界入りした某お笑いタレントと同姓同名である。しかし覚醒剤所持という人として許されざる罪を犯したような男と一緒にされては困る。まさしは厳格な刑務官の父と優しくて美しい母に愛されて育った品行方正で将来有望なエリート小学生なのであ・・・

11

跋丸くんの跋文

15/02/27 コメント:14件 松山椋 閲覧数:12377

 さて、私(松山)は跋丸昌也くんの第153回芥川賞受賞作品『狂気の太陽』単行本の跋文(あとがき・解説)をこれから書かせていただくわけですが、まずこの場を借りて跋丸くんの受賞に心からお祝い申し上げたいと思います。本当におめでとうございます。
ところで、受賞作単行本のあとがきを書くというのは大変重要な仕事なわけなのですが、なぜ無名作家である私にお鉢が回ってきたのか、読者諸賢はきっと不思議に思って・・・

6

お母さんを知らないか

15/02/26 コメント:11件 松山椋 閲覧数:7077

 俺本当に困ってるんだけどだれか俺のお母さんを知らないか。この近くに来てるはずなんだよ。きっと俺のことを探し疲れてこの渋谷のどこかで泣いてる。だれか俺のお母さんを知らないか。
 なんでお母さんがこの近くにいるかというと、今朝俺の部屋に来ていた痕跡があったからなんだ。俺のアパートの部屋には毎日自衛隊が攻めてきていて(いやちゃんと証拠があるんだ。アパートの前に怪しい男が毎日立っている。絶対俺のこ・・・

  1. 1
ログイン
アドセンス