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第103回 【 自由投稿スペース 】

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説・エッセイ等の散文であれば
スタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。

ステータス 終了
コンテストカテゴリ
投稿期日 2017/03/20〜2017/04/17
投稿数 7 件
賞金
投稿上限文字数 10000
最大投稿数
総評

投稿済みの記事一覧

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化学熱力学通勤

17/04/13 コメント:0件 本宮晃樹

 満員電車の内部エネルギーU=乗員数+エンタルピーΔH ……@
 つまりこういうことだ。上述の式@で俺の感じているストレスがどれほどのものか、一目瞭然であろう。もちろんこれは簡略化にすぎる。乗員数はさらに以下の成分に分解できる。
 乗員数=(新入大学生数ΔG×新社会人数ΔK)の自乗 ……A
 ただしΔGはごみ、ΔKはクズの意味だ。A式が掛け算なのを考慮されたい。連中の不快指数は単・・・

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姉ちゃんは桜だ

17/04/11 コメント:0件 森伸

桜の下に立つと十七で死んだ姉のことを思い出す。姉が亡くなる十日前のことだった。そこの頃には病気のために歩けなくなり、車椅子に乗っていた。桜を見たいと姉が言ったので、私は車椅子を押して、病院の庭に植えてある桜の所まで連れて行った。
風の強い日だった。無数の花びらが風に舞っていた。姉は散っていく桜をじっと見つめていた。
「桜に生まれれば良かった」姉はぽつりと言った。私は何も言えなかった。そ・・・

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生成芸術

17/04/09 コメント:0件 時雨薫

金がない。どう勘定しても足りたものじゃない。第一、大学に入るのだって親に随分無理をさせたのだ。その上大学院にまで進もうと思えばそうなるのも当然だ。
 稼ぐにはどうすればよいか?安定した仕事はしたくない。そんな生き方を知ったら最後、リスキーに夢を追いかけようとは思えなくなってしまうからだ。うまく一獲千金をつかみ取る方法のないものか。
 私の考えがそこまで漂流したときに、本棚の「認識言語・・・

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かきたい

17/04/01 コメント:0件 スパ郎

2012年 3月 男は7年間勤めていた父親が経営する建築会社を退職
2012年 4月 男は生まれて初めて心療内科で診断を受ける 「うつ病」と申告される

男は地元の高校を卒業した直後にほぼ自動的に父親が経営する社員30名程の建築会社に現場作業員として就職した。
運動オンチで頭の回転も遅く要領も悪い、その上極度の心配性で気が小さく少しでも困難な事があると頭の中が真っ白になって・・・

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強制登山の結果…

17/03/27 コメント:0件 seika

書斎内にはベートーベンソナタ ミナト イ短調が激しく流れる。窓の外は視界もままならぬほど雪が吹き付ける。そんななか、道行く人など居るはずはない。誰もがこの呪われた土地の呪われた天候を呪わしく想い、そして暖かく明るい「かの地」へ転居することを夢見る・・・。が「とまいさん」だけは暖かく明るい「かの地」からこの呪われた地へと転居してきた数少ない変わり者だ。
「よし、」
とまいさんは立ち上がっ・・・

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宇宙服

17/03/23 コメント:0件 笹山ナオ

 都会の街に、ある老人がおりました。その老人はいつも、傍目からは奇妙な色のスーツを着ていることで、街の人々には有名でした。
 奇妙な色とは、形容しがたい色でした。黒に白、赤、青、黄、茶、それからアイリス、メドゥーズ、アランブラ、モーブ、ヘイズ、それからそれから海松茶、錆鉄御納戸、黒紅、象牙、蘇芳…とにかくありとあらゆる色んな色が点々と、星のように散りばめられたスーツを老人は着て、街の歩行者天・・・

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「グリーンゲートの少年たち」第7話・しおり〜最終話・おわりに(旅の果て)

17/03/20 コメント:0件 ちほ

 夏休みが終わっても、ここグリーンゲートの木々は緑に溢れ、街の中央に流れる川は穏やかだった。春に星流学院高等部に転入したばかりの鳴海は、あと半月もすれば秋の嵐が来ると友人から聞いていた。穏やかに見えて、激しさを見せつけてくると。でも、水も空気も綺麗だから、ここに療養に来る者もずいぶんと多い。
 窓から顔を出してグリーンゲートについて考えていると、玄関からお手伝いのあやちゃんと桃ちゃんが出かけ・・・

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