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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 ムゲンブックスさんから、絵本「ねんねのかみさま」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

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将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
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はるくんは天才画家

16/11/08 コンテスト(テーマ):第122回 時空モノガタリ文学賞 【 美術館 】 コメント:2件 こぐまじゅんこ 閲覧数:448

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 はるくんは、三さいになったばかり。
 毎日、保育園にかよっています。お迎えには、おばあちゃんがきてくれます。
 夕方、おばあちゃんが、
「はるくーん。」
といって、迎えにきてくれると、はるくんはうれしくて、おばあちゃんにとびつきます。
 おかあさんが、しごとから帰ってくるまで、はるくんは、おばあちゃんとあそびます。
 きょうは、おばあちゃんが、色画用紙を買ってきてくれていました。
「はるくん、ふでとえのぐで、おえかきしてみる?」
 おばあちゃんが、いいます。
 はるくんは、ふでもえのぐも、はじめてなので、きょとんとしていました。
 おばあちゃんが、パレットに、えのぐをだしてくれます。ぐにゅーっとしぼりだされるえのぐ。みどりやきいろ、ももいろもあります。
 それから、水でぬらしたふわふわのふでに、きいろのえのぐをつけました。
 おばあちゃんは、はるくんに、ふでをもたせるといいました。
「さあーっと、線をひいてごらん。」
 はるくんは、ふでをまっすぐ横にうごかしました。一本の線がひけました。
「おもしろい!」
 こんどは、みどりいろのえのぐで、まるをかきます。
「色をまぜても、おもしろいよ。」
 おばあちゃんがいいます。
 はるくんは、きいろとみどりいろを、ぐちゅぐちゅまぜました。
「きみどりいろ!」
 はるくんは、うきうきしてきました。
 画用紙の上で、ふでをはしらせます。
 何枚も何枚も、かきました。 
 できあがった絵をみて、おばあちゃんが、
「うーん、これはすごいね。はるくんは、絵をかく天才かもしれないねぇ。」
と、にこにこわらっています。

 次の日、はるくんが、保育園から帰ると、部屋のかべに、額に入った絵が、いっぱい飾ってありました。よくみると、きのう、はるくんがかいた絵です。
「はるくん美術館に、ようこそ。」
 おばあちゃんが、わらいます。
「きれいだね!」
 はるくんは、ごきげんです。
 しごとから帰ってきたおかあさんも、はるくん美術館をみて、ニコニコしています。
「はるくん、天才画家さんだね。」
 はるくんは、「えっへん」と胸をはりました。


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このストーリーに関するコメント

16/11/13 葵 ひとみ

こぐまじゅんこさま、

拝読させて頂きました。
目の前にはるくんとおばあちゃんの情景が目に浮かびます。
「こどもは褒めて育てる」、とても大事なことですよね。
いつも心がほっこりと暖かくなる作品を心からありがとうございます。

16/11/13 こぐまじゅんこ

葵 ひとみさま。

コメント、ありがとうございます。
心がほっこり暖かくなる といっていただき、うれしいです。
ほんとうに ありがとうございました!

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