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*葉月*さん

小学生ですが投稿してます^^; 短編小説好きなので、頑張って投稿しようと思います^-^v

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雪色の桜

16/03/13 コンテスト(テーマ): 第76回 【 自由投稿スペース 】  コメント:1件 *葉月* 閲覧数:572

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―今年も桜が咲く。

「ねえ、見て見て!」

私の友達、神坂玲奈は、雑誌のとある1ページを開きながら、私、戸坂奈央ともう1人の友達、栗原彩乃に話しかけてきた。

「なになに、雪色の桜を見るおまじない?」

「ふーん、雪色の桜を見ると、失恋を癒してくれるんだ。まあ、私にはまだ関係ないけど」

「えー、でも奈央も好きな人いるじゃん。明日告白するんでしょ?」

「まあね。でもどうせ振られるでしょ」

私は、ため息混じりに呟いた。

「ほらー、それが失恋だよ」

3人で苦笑いして、それぞれの帰路についた。

家に帰って自分の部屋に入ると、携帯電話にメールが届いていることに気づいた。

『今から会えますか?
 話って何か気になって…。
 もし来れたら、窪野公園に来てください』

メールの送り主は、私が明日告白する予定でいた、佐倉海斗だった。

『分かりました!
 今から向かいます』

「これでよし、と…。」

女の子らしさのかけらもないメールを送り、着替えて大急ぎで向かう。

「あ、佐倉くん!ごめん、待たせちゃって」

「全然待ってないから、平気だよ」

佐倉くんは優しくニッコリと笑い、公園の中のベンチに座った。

「それで、話って何?」

「あ、あの…佐倉くんのことが好きです!付き合ってください…!」

私は、勇気を振り絞って気持ちを伝えた。

きっと顔が真っ赤だったと思う。

「…ごめん、俺好きな人がいるんだ」

私の恋は、こうして終止符を打った。

「ううん、気持ち聞いてくれただけでいいの。ありがとう」

精一杯の笑顔でそう答えて、佐倉くんを見送った。

「うっ、うぅ…」

気がつくと、私の目には、大粒の涙が溢れていた。

私の足は、大きな桜の木がある、自分の学校へと向いていた。

心のどこかで、雪色の桜を期待していたのかもしれない。

でも、見る方法さえ知らない。

唯一分かるのは、失恋を癒してくれるというだけ。

そう思うと、また涙が溢れていた。

「うぅぅ…」

「…大丈夫ですか」

優しい声に振り向くと、同じクラスの斉藤一馬がいた。

「す、好きな人に…振られた…」

涙声で、嗚咽混じりに言った。

聞き取りにくかったと思うが、真剣に聞いてくれた。

「…泣くのはそこまでにしとけ。俺が泣かせたみたいじゃねーか」

そう言って、そっと手を握ってくれた。

「あれ、桜が雪色…」

雪色の桜を見る方法。

それは、優しくしてもらうただそれだけでした―。


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このストーリーに関するコメント

16/03/14 たま

葉月さん、拝読しました♪

小学生って、ほんとうですか^^

「雪色の桜」このタイトルはすごく大人ですよ。

タイトルから生まれる小説ってあります。すてきなタイトルですから、

もう少しイメージを膨らませて、文章をたくさん書いてくださいね。

葉月さんなら書けますよ。がんばりましょう♪

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