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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 ムゲンブックスさんから、絵本「ねんねのかみさま」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
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春さがし

14/03/21 コンテスト(テーマ): 第二十七回 【 自由投稿スペース 】  コメント:4件 こぐまじゅんこ 閲覧数:899

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 あたたかい風がふぅーっと吹き抜けました。

 くまのまくちゃんは、鼻をぴくんとさせました。土の中で眠っていたまくちゃんは、春のにおいをかいだ気がしました。
 となりをみると、お父さんとお母さんが、土をかきわけて外に出ています。
「まくちゃん、気がついたね。もう春だよ。でておいで。」

 まくちゃんは、むっくり起き上がると、外に出てみました。
 おひさまが、にこにこ笑っています。
 まくちゃんは、ふわーっと大きなのびをしました。

 そのころ、うさぎのねねちゃんと、きつねのコンすけくん、たぬきのポンきちくんは、みんなで春さがしをしていました。
 山の中を歩き回って、春をさがすのです。
 ねねちゃんが、大きな声で言いました。
「みつけた! こっちへきてみて。」

 みんな、ねねちゃんのところに行くと、つくしがにょっきり顔を出していました。
「へぇー、つくしがもう顔をだしているんだね。」
「春だね。」

 コンすけくんとポンきちくんは、そう言って、
「ぼくも、さがすぞ。」
と、かけだしました。

 木の上をみたり、川をのぞいたりします。
 なかなか春は、みつかりません。
 しばらくして、コンすけくんが、さけびました。
「あった!」
 足元に黄色いタンポポが咲いていました。
「かわいいねぇ。」
 みんなで、タンポポをかこんでながめました。
「あとは、ポンきちくんだけだよ。」
 ねねちゃんとコンすけくんに言われて、ポンきちくんはあせりました。
 山を走り回ってさがします。
 なかなかみつかりません。

 そこへ、くまのまくちゃんがやってきました。
「やぁ、ポンきちくん。」
 まくちゃんが声をかけると、ポンきちくんは、
「みつけた!」
と大声で言いました。
「まくちゃん、みんなのところに行こう。」

 ポンきちくんは、まくちゃんを連れてかけだしました。

 ねねちゃんとコンすけくんのところにくると、ポンきちくんは、
「えへん。」
とせきばらいをしてから言いました。
「ぼくも、春をみつけたよ。ほら。」

 まくちゃんをみんなに会わせます。

「あっ、まくちゃんだ!」
「わーい、ほんものだ。」
「ポンきちくんの春が一番すてきだね。」

 みんなは、わいわい言いながら、なかよく遊びました。
 あたたかな春の風が、山の中を吹き抜けていきました。


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このストーリーに関するコメント

14/03/22 泡沫恋歌

こぐまじゅんこ 様 拝読しました。

森の仲間たちも春を探して、最後に一番嬉しい「春」と巡りあえて
本当に良かったね。

まくちゃんのシリーズは、ほのぼのした「春」そのものです。

14/03/22 こぐまじゅんこ

泡沫恋歌 さま
コメントありがとうございます。
まくちゃんの森にも春がきたみたいです。
私も春になるとわくわくします。

14/04/13 さたけの

拝読させていただきました。

森の動物達のかわいい絵本を、小さい頃に読んでいたことを思い出しました。
動物たちも春の訪れが嬉しそうで、心が温かくなります。

14/04/13 こぐまじゅんこ

さたけのさま。

コメントありがとうございます。
大変うれしいコメントで、またがんばろうっと思いました。
ありがとうございました。

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