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てんとう虫さん

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ある妃

13/06/04 コンテスト(テーマ):第三十三回 時空モノガタリ文学賞【 迷う人 】 コメント:2件 てんとう虫 閲覧数:1280

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 「あのここは・・・。」                             これで30人目でした。                             いったい今日はどんな厄日でしょう。                        「ここはどこ?どうしてここに・・・。」                    がセリフです。                                  私はある小娘に鉄の靴を履かされて踊りながら焼かれた女と言えば分るでしょう。   ただでさえ足が墨になって歩けないままで椅子に座りここにいた。         ドレスは元に戻っていた。                           「ここは狭間でしょうね・・、私にもわからないわ。」                キュ−トな笑顔がまだ幼い彼女を魅力的に色どる。                 「お姉さん、燕尾服を着た懐中時計を持ったウサギを知らない? 」           かのドジスン氏を魅了したアリス嬢だったようだ。                 「アリス・・・、ここはあなたの世界とは違うじゃないの。」          「あなたは王妃様ね、白雪姫なんて殺さなくても男の子を産んでしまえば良ったのに。」                                    「跡取りを欲しがるものでしょう王様は」                     小首をかしげて言いますが意外とお利口さんです。                 「そうね、アリスも出たいんでしょ。29人はあの奥の闇の中にいったわよ。」     こんな風に声をかけてきたのは2人だけです。                   「王妃様はいかないの? 手を貸してあげるよ。」                 無邪気に微笑します。                               「ありがとう、でもいいわ、私にはこの役割があるから。」             こんな風に行く道を示すのが王妃の役目なのでしょう。               「お妃様、ありがとう。また会えるといいな。」                 首に抱きついて頬にキスをする。それは白雪も時々してくれた愛情表現でした。どうしてあのこをあんなに毛嫌いしたのでしょう。                      「あの、ここは・・。 」                             顔をあげるとそこには前より大人びて見えるがあの子が抱きしめているのは。    「お継母様・・・、生きておられたなんて・・」                    青ざめた顔をしています。さぞ憎まれているのだろうと考えているのでしょう。  「白雪、子供が生まれたのね。おめでとう。」                     とにこやかな表情です。                           「私もおばあちゃんね、こんなところだからお祝いはあげれないけど・・。」     慈しむような眼の継母に白雪は言葉がでません。                  「あのとき毒りんごや毒のついた櫛であなたが死ななくて本当に良ったわ。」     ホっとしたお妃の顔に白雪はひどくつらそうな目になります。            「お母様、私を恨んでおられないんですか・・・あなたをあんなひどいめにあわせたの に。」                                     「あなたが悪いなら 私はもっとひどいわ。ここにいたらもう忘れてしまえのよ。」   この子に会いたいと考えたから白雪に会えたのかしら。」              ここは迷い人に出会う所なのでしょうか。お妃には分からないけど心がホンワカ温か  くなりました。                                 「白雪、あなたも奥の闇に行きなさい。みんないったわ。会えて嬉しかったわ。」   穏やかな声でそう促します。                           「さようならお母様。」                              その声を聴き妃は後ろ姿が消えるまで見つめていました。             「待ち人に会えたね。あなたの願いはもう1度あの子に会いたい。」          それが叶ったのだからもうここにいる意味はない。光が妃を包みそこには妃のかけていた椅子だけが残った。


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このストーリーに関するコメント

13/06/06 青海野 灰

改行がうまくいってないようですが、携帯電話か何かで書かれているのでしょうか?投稿時の確認画面で読み直しましたか?
字数制限が厳しいサイトなので、大量のスペースはもったいないですよ。
ちょっと気になったので、テキストエディタにコピーして空白を改行に置換して読んでみました。
主役は白雪姫の妃だという事は分かり、童話の世界の狭間的な舞台という事も理解できました。「闇」というものがもうちょっと何なのか分かると良かったかもしれません。
嫉妬に駆られて白雪を陥れようとしたあの事件から時が経ち、静かな懺悔と慈しみに満ちた妃の雰囲気は好感が持てます。
…が、少し分かりにくい部分がありました。
冒頭の「がセリフです。」というのは、カギ括弧が付いていればセリフというのは分かるので蛇足な気がしました。
「ある小娘」という表現も、侮蔑的な印象を受けてしまうので、現在の妃の白雪に対する感情と合致しないように思えます。
終盤の妃の「ここにいたらもう忘れてしまえのよ」というセリフの意図が不明です。「忘れてしまえるのよ」と脳内補完しても、前後の文と繋がりません。
最後の「待ち人に会えたね」の部分も、意味は分かるのですが唐突感があり、誰のセリフなのか分かりませんでした。

世界の静かで不思議な雰囲気は良く、アリスが可愛かったし、童話のアフターストーリー的な設定は面白かったです。
投稿前にもうちょっと推敲してみて下さい。
偉そうにすみません……。今後も執筆を続けて下さい。

13/06/10 かめかめ

不思議な改行が真っ白な空間を思わせて、とても素敵です

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