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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

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将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
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はるくんのうた

17/05/24 コンテスト(テーマ):第136回 時空モノガタリ文学賞 【 音楽 】 コメント:2件 こぐまじゅんこ 閲覧数:273

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 いまは、あき。
 はるくんとおばあちゃんは、山ぞいの道をおさんぽしています。
 はるくんは、二さい。おばあちゃんと手をつないで、トコトコ トコトコあるきます。
 道のまんなかに、どんぐりが、ひとつころがっていました。
「おや、どんぐりがあったよ。」
 おばあちゃんが、どんぐりをひろいます。
「どんぐり?」
 はるくんは、おばあちゃんの手をのぞきこみました。
「そう、これは、どんぐりっていうの。」
 おばあちゃんは、そういうと、うたいだしました。

「どんぐりころころ どんぶりこ
 おいけにはまって さあ たいへん
 どじょうがでてきて こんにちは
 ぼっちゃん いっしょにあそびましょう」

 はるくんは、おばあちゃんのまねをします。
 
「どんぐりころころ どんぶりこ……。」
「じょうず じょうず」
 おばあちゃんは、パチパチ手をたたきます。
「二ばんも、うたってみるね。」
 おばあちゃんは、そういうと、うたいだしました。

「どんぐりころころ よろこんで
 しばらくいっしょに あそんだが
 やっぱりおやまが こいしいと
 ないては どじょうをこまらせた」

 はるくんは、すぐに、まねをします。
「どんぐりころころ よろこんで
 しばらくいっしょに あそんだが
 やっぱりおやまが おいしいと……。」

 おばあちゃんは、プッとふきだしました。
「はるくん、『おいしい』じゃないよ。『こいしい』なんだけどなぁ。おもしろいねぇ。」

 ケラケラわらうおばあちゃん。
 はるくんは、うれしくなって、なんどもうたいます。

「どんぐりころころ よろこんで
 しばらくいっしょに あそんだが
 やっぱりおやまが おいしいと……。」

 たのしいうたごえが、ひびきます。
 おばあちゃんとはるくんは、おおきなこえでうたいながらおさんぽします。

 コスモスが、ゆらゆらとおどっていました。


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このストーリーに関するコメント

17/05/25 文月めぐ

小さいころ歌っていた童謡を懐かしく思い出しました。
普段使い慣れない言葉を間違えて歌っていたこと、私にもありました。(笑)

17/05/25 こぐまじゅんこ

文月めぐさま。

コメントありがとうございます。
孫のはるくんが歌っているのを聞いて、思わず吹き出しました!
かわいい声で歌うので、よけいにかわいくておかしかったです。

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