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メモリアル

入賞した作品THE STORY WHICH WON

海老について思うこと

コンテスト:第147回 時空モノガタリ文学賞 【 迷い 】

カテゴリ: 登録日:17/10/30

入賞時空モノガタリ文学賞 【迷い 】 入賞作品

「海老が食べたい」 ふとそう思ったのは昼食の後だった。思えば好物の海老をもう長い事食べていない。今日の昼食も社員食堂で一番安いカレーライスだった。せめてシーフードカレーなら海老でも入っていたかもしれない。そんなメニューこの食堂にあるわけ無いが。 子供の頃、家族内でのお祝いには決まって海老があった。例えば尾頭付きの、車海老の塩焼き。例えば牡丹海老のお寿司。御節にも入っていたな。 独り立...... 続きを読む

迷いたいのに君は

コンテスト:第147回 時空モノガタリ文学賞 【 迷い 】

カテゴリ: 登録日:17/11/10

入賞時空モノガタリ文学賞 【迷い 】 入賞作品

あぁ、迷いたい。必死に迷ったフリをしてるのに、どうして君は正しい道を見つけてしまうのだろうか? 「こっちの道の方が近いかもしれないよ」 「そうね、そっちで行きましょうか」 僕の迷いたい願望をまんまと受け入れてくれた君。僕はとっても嬉しかった。君と一緒にいられる時間が少しでも多くなるから。 しかし君はすぐに僕が提案した道から外れようとする。 「こちらの道の方が早く着きそうね」 君は僕が提案した道が遠...... 続きを読む

山中の鬼

コンテスト:第147回 時空モノガタリ文学賞 【 迷い 】

カテゴリ: 登録日:17/11/19

入賞時空モノガタリ文学賞 【迷い 】 入賞作品

 黄昏時の山中で鬼に会った。口減らしで捨てられて三日が過ぎた頃だった。 「お前、捨てられたのか」  巨躯を揺らして愉快そうに鬼は言った。最後に持たされた食料も尽きていて、私は木の根に背中を預けたまま力無く頷いた。 「へへへ、酷いもんだな。食いもんがないと人間は子供を捨てる」  裂けたように大きな口で酷ぇよなあ、と笑う。 「なあお前、憎いだろう。村の奴らが恨めしいだろう」  鬼は赤く血走った目でにや...... 続きを読む

スクールカースト

コンテスト:第147回 時空モノガタリ文学賞 【 迷い 】

カテゴリ: 登録日:17/11/20

入賞時空モノガタリ文学賞 【迷い 】 入賞作品

 ここで飛び出して行けば、標的は間違いなく僕に変わるだろう。  かといって、この光景を無視してどこかに逃げてしまえば、罪悪感で眠れなくなる。  怖い。怖すぎる。できるわけがない。  スクールカーストという言葉はもしかすると、僕ら下位の人間が自分の立ち位置に納得するために作ったものなのかもしれない。  僕の朝は、清掃から始まる。  靴の中のゴミを分別して捨て、机の落書きを雑巾で消す。公共物だと...... 続きを読む

スナイパー

コンテスト:第146回 時空モノガタリ文学賞 【 デート 】

カテゴリ: 登録日:17/10/24

入賞時空モノガタリ文学賞 【 デート 】 入賞作品

――私は恋人ができたことがありません。デートしたこともありません。デートなんてほんとくだらないよ、私はね、ふと行きたくなったときに居酒屋に寄って酒を飲む、その繰り返しこそが人生であると考えています。それ以外の行為というのは全て蛇足だね。はい、その前の方。ボーダーの。 ボーダー ありがとうございます、えー、先生は居酒屋で酒を飲めればいいということでしたが、同じような考えの異性とならお付き合いが...... 続きを読む

伊達は君のもの

コンテスト:第146回 時空モノガタリ文学賞 【 デート 】

カテゴリ: 登録日:17/10/17

入賞時空モノガタリ文学賞 【 デート 】 入賞作品

伊達くんに恋する私はある日、本屋さんで凄い本を見つけた。 その本のタイトルは【伊達は君のもの〜過ごし方次第で彼との距離がググッと近づく!】という本だった。こんな伊達くんを落とすための本が売られていることに私は驚いた。そしてこの本を買わなければ、違う誰かがこの本を買って伊達くんと付き合ってしまう恐れがあると考え、私はこの本をすぐに買った。 早速家に帰ってこの本を読み始める。そこにはいくつもの伊達...... 続きを読む

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